STARLIGHT ーmemoriesー (ページ22)

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☆ ページ22

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「で、何があったの？」運ばれてきたビールを半分まで一気に飲んだ隆二さん

そんなに喉乾いてたの？横顔を見ると額には薄ら汗が滲んでいて……私がイジメられてると思って急いで来てくれた？……なんて。

「臣さん失恋しちゃったんだよー！だから隆二さんも慰めてあげてよ」

「岩ちゃん、俺失恋したわけじゃなくない？告ってないし、振られてないし」

「じゃあ何を慰めんの？話が全然分かんないんだけど俺……」

「あのね、美紀ちゃんに彼氏出来たみたい！」

「え、マジで？いつ？Aは知ってた？」

なんだー、隆二さんも臣さんの気持ち知ってたの？教えてくれたら良かったのに……ケチ。

「私も今日知ったんです！臣さんが好きなのも。教えてくれたら協力したのにー」

「お前すぐバレそうじゃん？顔に出るじゃん絶対」

「そんなことないのに！………だから隆二さんも教えてくれなかったの？」

「え？……そうかも」

チッ………。

もういい！あとはお好きに話して下さいよ！私はお酒と食べ物に集中しますから！

「拗ねてるし……で、臣は諦めるの？」

私の方に体を向けて座り直した隆二さんは私が座る座布団をグッと引いて自分の座布団とくっつけた。

膝が私のお尻に当たるくらい近い距離に恥ずかしくて顔が熱くなった。

そんなことにも慣れたのか岩田さんは何も触れずに話を続けた。