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「臣ってそっちの気があったんだー意外」







笑いながら入ってきた美紀さんは臣さんの後ろに積み重なる段ボールを一つ一つ開け漁り始めた。







「違うよー?臣さんはちゃんと女の子が好きだよね」








さすが優しい岩田さん、フォローするのが早い!







「あ、そう。どうでもいいけどねー」








美紀さん……見てよ!臣さん眉間がしわくちゃ。








「そんなんだから彼氏出来ねぇんだよ、なー?」








ばっちり目が合った臣さん……これはまた私に同意を求めてるパターン?答えずらい……









「はぁ?てか私、彼氏居るからね?臣と一緒にしないでよ」









…………………今、なんて?









「えーーーーーー!?」









大声を上げて驚く岩田さんと私を見たままフリーズした臣さん……やっぱり分かっちゃったよ臣さん。









「美紀さん!私聞いてないよ?いつから?誰?」









「A覚えてるかなぁ?春に合コンで番号交換した人!たまに2人で会ってたんだけどー、イブに告られちゃって!年末年始忙しくて話せなかったじゃん?」









「あー、なんとなく覚えてる!かっこよかった気がする!」








「かっこいいんだよ!優しいし話も面白いし毎回奢ってくれるしねー完璧………あ、あったあった。じゃーね」









段ボールを抱えながら何とも言えない重たい空気を残して美紀さんは去っていった。








「臣さん、今日は飲みに行こっか?」








未だ眉間をしわくちゃにさせる臣さんに優しく声をかける岩田さん








「行くー!私も行くー!」







「お前……楽しんでんじゃねぇよ」







たまにはいじってあげなきゃね?臣さん!

酒場にて。→←☆



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作者名:taka | 作成日時:2016年1月18日 2時

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