刀剣が4振り ページ7
〜その日の夜〜
夜になり、私は審神者様に会う為に
布団から起き上がる。
右隣には清光兄様、
左隣には安定お兄様が眠っている。
『…ごめんなさい、2人とも。』
と、私は一声掛けて部屋を出た。
私はまず、台所へ向かった。
三日月さん達のことだ、離れで暮らさせて
ご飯も食べさせないつもりでしょう。
何故わかるのかって?
この本丸の殿方は皆過保護だからです。←
絶対に私から遠ざけようとしています、
分かりやすすぎて私にも分かります。←
『よし、ご飯、少しだけ残ってますね。』
私は少し残っていた冷ご飯を温め直して、
おにぎりを5つほど作り、
離へ向かって足を進めた。
しばらく歩いて離れに着きました。
でも…
『やっぱり、少し緊張します…』
審神者様は、起きていらっしゃるでしょうか…
しかしここで立っているだけというのも…
…えぇい、女は度胸です!!
『((コンコン
あのぅ…審神者様、
起きていらっしゃいますか…?』
お返事がありません…
やはりお休み中だったのでしょうか、
少し落ち込みながら
私が部屋に戻ろうとした時、戸が開きました。
宏太郎「…えっ、と…どうかした?」
『お、起こしてしまいましたか…?』
宏太郎「えっいや!!!起きてたけど…
君、もしかして加州Aさん…で合ってる?」
わ、私のことを知っていて下さいました…!
やっぱり今回の審神者様はきっと良い方です!!
『っはい!加州Aと申します。女士だからと舐めたら痛い目みますよ?主様…♪』
宏太郎「へ、あ、主様…?」
あれ…あまり嬉しそうでは無いです…
『も、もしかして…私達の主様になるのは嫌でしょうか…?』
宏太郎「い、いやいやまさか!!なりたいけど、なれない…って言った方が正しい、かな?」
なりたいけど、なれない…?
『三日月さん達に、何か言われましたか?』
優しく話しかけながら、私は主様の隣に座る。
宏太郎「まぁね…」
やっぱり…!!
『全く!!ここの本丸の殿方は過保護すぎて困りますね?主様はこんなにも良い方だというのに…』
宏太郎「(会って数分なのにそんなに信じちゃうの?!)←」
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作者名:じゃがいもの妖精 | 作成日時:2021年2月5日 23時