刀剣が19振り ページ22
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清光「酷く震えて、怯えた目で、
《触らないで…！！》
って、手を払った。
さらに本体に触れようとした政府の人間に、
《やめて！それ以上近づいたら斬るから！！》
って言ったんだ。
あの、Aが。
…でも、主なら…
Aを助けてくれる、気がするんだよね。
3代目みたいに最初だけ優しい…
ってわけじゃないみたいだし。」
そう言って宏太郎を見る清光の目は、
どこか寂しそうで、でも期待が混じっていた。
宏太郎「…助けたい、っていうか…助ける。
少しづつでも触れさせて貰えるように
俺、頑張るわ。((ﾆｶｯ」
清光「ふっ、期待してるね、主。
さてと…安定、付き添いありがと。」
安定「どういたしまして。
清光が喋れなくなったら
代わりに言おうと思ってたけど、
いらない心配だったね。」
宏太郎「あ、そうだ。
Aはもちろんだけど、
俺、他の奴らも助けるから。
重症の奴んとこ、
案内してくれると助かるんだけど…」
安定「良いよ、案内する。
重症の中でも酷いのは…
粟田口の短刀と、左文字派の3人かな。」
清光「粟田口の短刀は
薬研と厚、それから平野以外は寝たきり。」
宏太郎「うっし、それじゃ…粟田口から行くか。
あーそうだ、それからな。
その、加州、お前は可愛いぞ、愛してる。
あと大和守、お前も愛してるからな。」
清光「…俺たちが言って欲しい言葉、
よく分かってるね、主」
安定「…愛してくれるなら安定、
って呼んでもいいよ？」
清光「あぁ！安定ずるい！！
俺も清光って呼んでよ、
加州じゃAだか俺だか分かんないでしょ？」
宏太郎「おう、わかった！
じゃ、安定、清光…って呼ぶな？」
『ふふ、3人ともすごく仲良しになったんですね？』
宏太郎「ひぎゃァァァァァァ！！！！←
う、う、う、後ろから急に話しかけらたらびっくりするだろ？！？！！」
『えっ、ご、ごめんなさい！
驚かすつもりはなかったのですが…
あ、昼餉を持って参りました！
清光兄様と安定お兄様の分も！！』
.
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作者名：じゃがいもの妖精 | 作成日時：2021年2月5日 23時
