刀剣が13振り ページ16
加州清光side
こいつ、やっぱりA目当てか…!!!
着いてきて良かった…
突然手入れとか言いながら、
Aに触れようとした。
やっぱり人間にはろくな奴が居ない。
俺は、審神者に刀を向けた。
宏太郎「そうだな、妹が先だと心配か。
じゃあ、加州清光。
お前から手入れさせてくれ。」
清光「は…?」
何言っちゃってんの、この審神者…
どうせ、手入れして綺麗になったAに
夜伽でもさせるつもりだろ…!
そのためだけに、俺も手入れするのかよ…!
本体を持つ手に力が入る。
清光「何が狙いだよ…ッッ!!
これ以上俺らの平和壊して、
日常を壊して…
何がしたいんだよ!!!!」
宏太郎「何も狙ってない。
ただ、手入れをさせてくれ。」
安定「…僕達が人間の言うこと、
ましてや審神者の言うことなんて信じられると思う?」
様子を見るようにずっと黙っていた安定が口を開く。
宏太郎「…信じらんねぇだろうな。
信じろなんて言わねぇよ。
でも頼むから、手入れだけでもさせてくれ…
傷だらけのお前らなんか、見たくねぇんだよ…」
嘘ばっかり…!!!
『清光兄様…手入れ、してもらいましょう…』
清光「Aっ、また騙されてるんだよ、
大丈夫、言ったでしょ?俺達が守るから…!
指1本触れさせないからって『清光!』ッッ!!」
『目を、覚ましてください…
私は傷ついてなんていませんよ、
彼に傷つけられていません。
それは、たしかに"まだ"なだけかもしれません…
清光兄様は私を守ろうとしてくださっているんですよね。
でも、今の清光兄様は…
私の大好きな、清光兄様じゃありません…。』
清光「…っ」
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作者名:じゃがいもの妖精 | 作成日時:2021年2月5日 23時