12時…守りたいだけ ページ12
静かに、足音を立てずに、暗くなりかけた道を歩く。
そして僕の目に映るのは一人の女の子。
その子の名はA。
僕が恋心を抱いている相手。
本当に可愛くて優しい子だから僕が守ってあげてるんだ。
何か変な虫がつきまとったり誰かに連れ去られたりしたら嫌だしね。
そんなAだけど最近悩みのせいで寝不足らしい。
何と誰かに後をつけられてるそう。
いつも同じ様な時間に後をつけられて家の辺りまで来ると気配が消えるって。
だから僕は今日もAを守る為に密かに護衛する。
何故密かに護衛するのかといえば僕は恩を売りたいわけじゃ無いから。
ただAを守りたいだけ。
内緒で誰かを守って何も言わずに帰るヒーローみたいになりたい。
この考えはAを密かに護衛しようと考えた時から変わらない。
そんな事を考えながら周りを警戒していると急にAが立ち止まった。
あれ、どうしたんだろう。
そう思った瞬間Aが走り出して曲がり角を右に曲がった。
え、この行動ってストーカーとかを誰か割り出す時にやるやつだよね…？
もしかして僕の気付いてないところでAの悩みの人が後をつけてたの？
これは大変だ、そう思って息と足音を殺してAの曲がった角を曲がった。
するとどうだろう、いきなり目の前が光った。
フラッシュということを理解するには時間は掛からなかった。
A「君だったんだ。」
「え…？」
隈のある目が真っ直ぐ僕を捉えてる。
一瞬密かなヒーロー活動がバレたかと思ったけど、どうやら違うみたい。
眉間に皺があるのを見て僕がその悩みの人と間違われてるみたいだと確信した。
「違うよ…？僕はただAが心配だったから周辺を警戒してただけで…！」
誤解を解きたくて必死に弁解を試みた。
A「言い訳とか良いから、もう私に話し掛けないで、それで許す。」
Aはまるで僕をゴミを見る様にそう捨て台詞を吐いて道の続きを歩き出した。
後を追いたかったけど、キッと蛇に睨まれたみたいに体が動かなかった。
何処で僕は道を間違えたのかな。
僕はただAのヒーローになりたかっただけなのに。
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どうも作者です。
ヒーローになりたかったけど相手からはストーカーに思われてた犬介君の話です。
それと10時の大好きって話メッチャ情景ヤバかったと私自身思ってます。
いやー苦手分野((
カニバはホント苦手ですw(
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エメラルド - おゆいさん» 本当に長い間更新せず申し訳ありません。絶対に完結までは持ってく予定なので、宜しければこれからも応援して頂けると嬉しいです。ファン…良い響きですね(( (2021年9月29日 21時) (
レス) id: 3dd9e8dc6c (このIDを非表示/違反報告)
おゆい - 長い間更新されてないみたいですが,もう更新されないのでしょうか？前作を読んでファンになったので更新して欲しいです！！ (2021年7月29日 16時) (レス) id: 286b609975 (このIDを非表示/違反報告)
エメラルド - まぁ、大丈夫っしょ。さん» 返信遅くなり申し訳ありません、長らくお待たせしていた話書き終わりました…閲覧ありがとうございます。 (2020年9月17日 23時) (レス) id: d350a89708 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ、大丈夫っしょ。(プロフ) - ありがとうございます！ついでに宣伝させていただきますと、私もヤンデレの長編物語を書いているので、暇になったら是非閲覧してください！ベイバのヤンデレもありますので... (2019年12月19日 20時) (レス) id: 611269d0f9 (このIDを非表示/違反報告)
エメラルド - まぁ、大丈夫っしょ。さん» リクありがとうございます！ 取り敢えず片付いたので全然大丈夫ですよ！ (2019年12月19日 17時) (レス) id: 58f710b6ad (このIDを非表示/違反報告)
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