【テニプリ】はいどいて。立海の腐オタクが通ります。2

五十七個目 ページ9

彼らは盛大に笑って、場所を教えろと言った。


ええ…！と思いながらも知り合いならばと彼らが走った先のトイレの場所を教える。


「でもまぁ、ゆっくりいきましょーよー！」


スポーツ刈りの彼は大して焦った様子もなく、私にそういった。隣の男の子は一向に喋らないけど。いや、私は割と焦ってるんですけどと思うも、実際どうのできないのだからゆっくり彼らについていくことを決めた。


「おねーさんは部活の劇でないんすか？シンデレラっすよね」



『いや、私は…出るのは部員だけなんで。え、と桃城君？は他校生だよね？』



「そーっすそーっす！！真田さんから招待状届いたんで来ちゃいました！んな、越前!!」



「…っス」

彼はひとり話していない隣の男の子に話を振ったが、大した反応は得られずに越前君の頭をたたいていた。それにしても、真田君が招待状を送るってどういうことだ。あんまり中のよさそうなタイプではないとおもうんだけどなぁ。


それから少しの間話して、彼らが中二、中一だということとテニス部関連だということを知った。

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