【赤井秀一】翠緑の瞳と交差する時

＊ ページ4

翌日ーー



『ジェームズさんからの指示で、しばくは赤井さんと組むようにと...よろしくお願いします。』

「ああ...次の仕事はおそらく明日の21時、取引現場に来たターゲットを抑えるやつだな...

...ところで...前から思ってたんだが、同期なんだ...敬語はやめてくれないか...」

『私、仕事場では必ず敬語なんで気にしないでください』

「まあいい、とりあえず明日の打ち合わせをしよう」

『了解です』





佐倉は相変わらず優秀だ。

打ち合わせもあっという間に終わってしまった

ただ人と常に壁を作っているように見える…

確かに後輩の面倒見もいいし優しいやつなんだろうが、どこか人と距離を置きたがるな




翌日ーー

『20時45分になったら私がA地点、赤井さんはB地点に行きます。21時ぴったりになったら赤井さんと一緒にC地点にいるターゲットを確保。それでOKですね？』

「ああ、」

『では、後ほど』




20時45分

無線で佐倉からA地点に着いたとの連絡

こちらもB地点に着いたと伝える

21時2分

『まだ来ませんね』

「数分遅れることぐらいあるだろ」

21時10分

『流石に遅くないですか…？』

「とりあえず待機し…」


バーン！！！！！！！


なんだ？爆発音か⁇

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