【ワンピース】栗色の髪と青色の瞳を持つ美女は最強でしたPART9 (ページ6)

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390話ヒーロー扱いは勘弁してくれ！ページ6

コラさんも黒いフードを被ったまま嬉しそうな顔で頷いている様子
オルビアさんとカリファは優しく微笑んでおり、ベルメールさんは今にも泣きそうな顔、スカーレットさんとステラさんはお互いに顔を見合わせながら微笑んでいた

「なんじゃい。意識あったか......」

「ルフィ!!姉貴!!よかった」

ルフィの様子を見ていたジンベエさんがそう呟くとエースが安堵の表情を浮かべながら私達に声をかけてきた
輸血している左手を動かせない為、右手でエースの頬をそっと撫でる

「「「麦わらぁ～～!!Aさん～～!!」」」

「ここが【0】です」

「なぁジンベエ、エース、姉ちゃん...姉ちゃんの仲間............俺の仲間になれよ!!」

魚人達の歓声とフカボシが【0】だと言っているのが聞こえた時、ルフィが私達に声をかけてきた為、私達は不思議そうな顔でルフィを見つめているとルフィは太陽の様な笑顔で仲間になって欲しいと言ってきた為、私とくいなは無言のままお互いに顔を見合わせる

私とくいなを仲間に誘ってくれた事はとても嬉しいがあの人達を安全に送り届けると言う使命が残っているから今は無理だな
私はチラッと黒いフードを被っているオルビアさん達の方を静かに見つめた

私達が輸血をしている間にネプチューン王は戦いの後始末をつけているのが分かり、輸血を終えた後、私は普通に立ち上がる事ができたのだがエースにお姫様抱っこをされたまま広場から出る事に
その理由はメガロが私達の気持ちを優先してくれたからだ
黙っていたコラさん達も私達の後を追いかけてくる

「皆様、何故逃げる様に広場をお出になられたのですか？」

「馬鹿言ってんじゃねェよ。あんな見世物みてェな場所で戦わされて。あのまま広場にいたらヒーローにでも担ぎ上げられちまう。考えただけで寒気がする」

しらほしの問いかけにゾロは嫌そうな顔をしながらあのまま広場にいたらヒーローにでも担ぎ上げられ、考えただけで寒気がすると答えた
確かに...あんな見世物の様な場所でたくさんの応援を受けて戦わされ、ヒーローに担ぎ上げられるのは誰だって嫌になるしね

「おヒーロー様では駄目なのでいらっしゃいますか？」

「私達を救って下さったのですからいいじゃありませんか？」

しらほしは私達にヒーローでは駄目なのかと問いかけ、オトヒメさんも自分達を救ってくれたのだからいいのではないかと言ってくる

ちなみに私もあまり人の事を言えないがオトヒメさんに旅の同行をしないかと勧誘したんだよね...