【ワンピース】栗色の髪と青色の瞳を持つ美女は最強でしたPART7 (ページ5)

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292話イスカンダル一族の末裔、復活!! ページ5

その頃、白ひげ海賊団の所では誰もいなくなった部屋でエースは寄り添う様に棺の中で眠るAを静かに見つめていた

「姉貴...もし生き返ったらオヤジやみんなに報告しようぜ。俺達が恋人として付き合う事を...」

エースは棺の中で眠るAに語りかける
棺の中で眠るAの表情は苦しんだ表情ではなく今まで見た事のない様な優しい表情だった

「姉貴...俺、姉貴に会えてよかった。俺の人生を明るく照らしてくれたのは姉貴のおかげだ。ありがとう...姉貴...」

エースは今まで見た事のない様な優しい笑みを浮かべながら優しく語りかけた後、棺の中で眠るAに近づき、そっと優しい口づけをした時...

『うっ...』

「！(今、姉貴が動いた様な...)」

微かだがAの瞼が動いていた事に気づいたのはこの場にいるエースのみ...

唇に柔らかな感触を感じ取った私は身体の痛みも全く感じない事に気づきつつも目を覚まそうとソッと目を開けると目の前にエースの顔が見えた
微かだが辺りを見ると見た事のある場所だった

『もしかして...ここは...モビー・ディック号の中...？』

ゆっくりと起き上がればどうやら私は棺の中で眠っていたみたいだな...
エースの方を見ると信じられないと言わんばかりの表情で私の方を見ている

『エース......？』

「あ、あ、あ、あ、姉貴〜〜〜っ!?!?!?!?」

物静かな声でエースの名前を呼ぶとエースは涙目になりつつも驚きのあまり後ろに下がって壁にぶつかっている
.........まァ、当然の反応だろうね(苦笑

「う、嘘だ!!!(泣」

『嘘ではない。私は正真正銘のアイオリア...じゃなかった。イスカンダル・D・Aだよ(微笑』

エースは涙を流しながら嘘だと叫びつつ私の方を見ているがその間にゆっくりと棺の中から出る
そんなエースに私はフッと微笑みながら海軍にバレてしまった以上、隠す必要はないと判断して本名で名乗るとエースは再び涙を流し始めた

『.........私が生きている事がそんなに信じられないか？エース』

「姉貴〜〜〜〜ッ!!!!(泣」

『エース...悲しませてすまなかったな...(微笑』

困った様に笑いながら話しかけるとエースは泣きながら私に抱きついてきた為、私はエースに微笑みながら優しく抱きしめ、頭を撫でる
フッ...やっぱり私がついていないと駄目だな
それに...死ぬ間際の時と同じ様に抱きしめられたから不謹慎かも知れないけど嬉しい

その数分後、この騒ぎに気づいてバタバタと駆け足が聞こえてきた為、見聞色で確認する