312話 覇気が弱いから跳ね返せた ページ26
「分かったの巻!!マーガレットとアフェランドラとキキョウは侵入者を追うの巻!!」
「「「分かった!!」」」
スイトピーの声も聞こえただけではなくマーガレットの他に親しい人達の名前も聞こえ、マーガレット達は私達の後を追いかけてくる
私はエースの手を引きながら六式などで後を追いかけてくるマーガレット達を撒こうと動き、くいなとコラさんも鍛えたおかげで私と同等のスピードで追いついているのが分かると同時にこの場にいないスイトピーを見聞色で確認するとハンコックの元に向かっていたのが分かった
「待ちなさい!!」
マーガレットが追いかけてくるが私達のスピードには追いついていない様子だ
安心するのはまだ早い事くらいは分かるからね
「奴等、スピードが早い」
「どーする？」
「任せて!!」
後ろからキキョウが私達のスピードが早いと評し、アフェランドラはどうするのかと問いかければマーガレットは覇気を宿らせた弓を私達に向けて放つが...
ﾊﾞﾝ!!
黒いフードを被った私はいとも簡単に跳ね返した
覇気がまだ弱いな...これでは覇気使いの私達の様な侵入者をすぐに許してしまうぞ？
「何で跳ね返せたの!?」
「あの侵入者達...強い...」
「私達では敵わない...蛇姫様に頼むしかない...」
私がいとも簡単に跳ね返してしまった事でマーガレットは驚きを隠せない表情を浮かべ、アフェランドラは強いと言った後、キキョウも敵わないと言っていた
そりゃそうだ...小さい頃から誰でも守れる様に鍛えてきたからな...
「待たせたわね！」
その時、後ろから声が聞こえてきた事で声がする方に私達は足を止め、ゆっくりと振り向くとソニアとマリーの姿が見える
久しぶりだな...ソニア、マリー
二人の元気な姿を見れて安心だな...
「後は任せてちょうだい!!そこの侵入者達、あそこに行きなさい!!姉様がお前達を待っている！そこで戦うわ！」
『分かった』
「(あの声...何処かで聞いたことがある...)」
「(侵入者達なのに...何だか凄く懐かしい気持ちになるわ...)」
マリーが私達に指示を出した為、私は物静かな声で頷きながらエース達を引き連れて素早くハンコックの所に向かうと同時にマリーとソニアの心の声を聞いて私はフッと微笑んだ
二人共、侵入者達の正体が私達だと知ったらきっと驚くだろうね
inコロシアム
素早くハンコックがいるコロシアムへ到着
ハンコックが泣いていないか少し心配したが元気そうだ
フッ...どうやら私の思い過ごしだったみたいだね
313話 ハンコック達、悲しませてすまない→←311話 女ヶ島へ到着！
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作者名：黒羽明菜 | 作成日時：2020年2月1日 18時
