【ワンピース】栗色の髪と青色の瞳を持つ美女は最強でした (ページ14)

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12話神殺しと呼ばれる理由ページ14

『あれ？何で涙が止まらないんだ？もう二度と泣かないって心から誓ったのに...』

「A、本当は辛かったのじゃな？ここにはわらわ達以外は誰もおらぬ。思いっきり泣くがよい...(ｷﾞｭｯ」

涙が出た事で私は拭おうとした直後、ハンコックに抱きしめられたかと思うと思いっきり泣いていいと言われた
えっ...泣いても...いいのか...？

『泣いて...いいの？』

泣いてもいいかと問いかけると三人は頷いてくれた

『うわぁぁあぁあ!!辛かった......苦しかった......!!!』

ハンコックに抱きしめられたまま思いっきり泣くとソニアとマリーも優しく撫でてくれた

「A、お主は本当に頑張った。わらわ達の過去を知っても普通に接してくれたであろう」

ハンコックが私を抱きしめたままそう言ってきた為、私は黙ったまま頷く
三人に話したおかげで気分がとてもいい...

『三人共、ありがとう!!おかげで気分がよくなったよ』

私の言葉を聞いてハンコックはすぐに離してくれた

「そうか、それはよかったのじゃ！わらわ達はAに救われた。だから、わらわ達もそなた...Aを助けたい！そうじゃろ！サンダーソニア！マリーゴールド！」

「「はい！姉様！」」

ハンコックの言葉ソニアとマリーも私に微笑んでくれる
お父さん...お母さん...
私、すごく幸せだよ...今、私の大切な人ができたの...
だから...見守っていてね...

「A、そなたに聞きたい事があるのじゃ」

『何？』

なんだろう？聞きたい事って

「イスカンダル一族は...どうして神殺しと呼ばれておるのじゃ？」

ハンコックからイスカンダル一族がどうして神殺しと呼ばれているのかと問いかけられる
その理由はお母さんに教えて貰ったから知っている
私は意を決してその理由を明かす

『その理由は簡単さ...天竜人を何人も殺しているから恐れられている。この顔立ちを持つ者はイスカンダル一族の血を引いている事が分かるんだ』

物静かな声で天竜人を何人も殺している事から恐れられ、私の様な顔立ちを持つ者はイスカンダル一族の血を引いていると答えるとハンコック達は驚きを隠せない様子
こんなに詳しく話したのは生まれて初めてだ

「じゃあ、Aも...」

『その通りさ。イスカンダル一族の血を引いてるよ。私の顔立ちはお母さん譲りだからね』

さっきまで黙っていたハンコックから血を引いてるのかと問いかけられ、私は頷きながら血を引いてる事と顔立ちがお母さん譲りだと答えるとハンコック達は驚きを隠せない様子