若社長と演技派お嬢☆4

＊反省 ページ12

Aside





やってしまった…


すっごく嬉しそうな マルちゃんと 超 盛り上がっちゃって


もう やめとこうって 決めてた マルちゃんちに お泊り…






丸「ごめんね、俺が 浮かれすぎて もうたから…」




A「違うの、私が ちょっとだけ 寝たら 帰ろうって 油断したからだもん。」




A「…マルちゃんちの 朝食 久しぶり…」




丸「ほら、はよ 食べな 遅刻するよ。」




A「いただきます。」ﾊﾟﾝ




丸「大倉はんから なんか 連絡 来てた？」




A「んーん、昨日は なんにも。」ｽﾞｽﾞｯ




A「…お味噌汁 おいし…♪」




丸「たまには 朝に お米 食べたらええのにー」




A「マルちゃんちで たまに食べれるから いいって 思ってたの。」




丸「もう そういうわけにも いかへんのやから。」




丸「おうちに 誘ったのは 俺やから そこは申し訳ないけど、」




丸「お泊りっちゅーのは 最後にしよね。」




A「…だよね…」




A「これ、忠義くんに 言った方がいいと 思う？」




丸「そやなぁ…」




丸「言わんで ええんやない？」




丸「また 気にしはると アレやし。」




A「そう…だよね…」




丸「いつも通り、ただ 泊まっただけやけど 相手さんは 嫌がると 思うしね。」






マルちゃんは 特別。



それでも 良ければって 言ってあるのに


…言ってあるけど やっぱり 忠義くんが 嫌って思うようなことは したくない。




反省。






A「彼ママのケーキ、できたら 写真 送ってね♪」




丸「んふっ♪」




丸「んふふふふふっ♪」






反省…は するけど、



マルちゃんが こんなに 嬉しそうなんだから


それ 分かち合っただけなんだし、悪いことじゃないよね。



もうしない。


もう お泊りは しない。






「一条、これ 直した方がいい。」




A「えっ、どこですかっ？」




「ここんとこ、前回の 学会で 十分に取り上げられたとこだから。」




「同じ内容 発表されても 飽きられる。」




A「…確かに…」




「直せるか？」




A「今日中に！」






主任に 途中まで チェックしてもらって 良かった。


私は やっぱり まだまだ。


こんなの 発表して あの人に ナメられたくない。






「お先にー」




A「はいっ、お疲れさまでしたっ」

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