エイッティーノ国王☆4 (ページ19)

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＊第百二十四話ページ19

王はショックだった。

よく分からないがショックだったのだ。

すば「もっとっ、ワインよこせっ」

安「ぇ、ちょっと飲み過ぎちゃいますっ？」

大「飲みたいときは飲むべきやでっ♪」ﾄｸﾄｸﾄｸｯ

すば「………」ｸﾋﾟｯ

丸「いや、だからね？」ｺｿｯ

丸「Aは王さまにお仕えしてるやん？」ｺｿｯ

A「あぁ、」

丸「その…夜の営みもしてるわけやろ？」ｺｿｯ

A「おかげで体の調子がいい。」

丸「どゆことっ？」

A「マキが来てから一時期私を遠ざけられたのだが、」

A「最近になってまた交尾を再開したら体に力がみなぎる感じがしている。」

すば「………」ｸﾋﾟｯ

丸「それすごいなぁ…」

A「という事は、」

A「錦戸ともしたらもっと大きな力が戻ってくるのではないかと思ってな。」

すば「っそれでかい！」

丸「あれ、全部聞こえてました？」

すば「…んや、知らん。」ﾌﾟｲ

A「そういう効果があるから人間の男どもは交尾が好きなんじゃないのか？」

A「優越感、達成感…、まぁ快感もあるだろう。」

大「あるなぁ、あるある。」

安「…はいっ！」ﾋﾞｼｯ

丸「はい、安田くん。」

安「俺が思うのはー」

安「たぶんやけど Aが亮とやってもこれ以上どうにもならんのやないかな。」

A「なぜだ。」

安「相手が王さまやから力になるんちゃうかな。」

すば「ヤスぅ♪」

安「はい？」

すば「…んや、続けろ。」

安「Aがぁ、王さまに愛されてる実感があるからー」

安「それでパワーになるんじゃないかなぁ。」

A「愛？」

A「愛がどういうものか私にはいまいち分からんが、」

A「すばる様が私のような者に愛など感じるはずがないだろう。」

安「でもさぁ…」

A「お前、酔ってるんじゃないか？」

すば「…アカン、」

すば「寝る。」

大「……おれもねるぅ……」

トイレに寄り、また王の部屋に戻って来た。

すば「ぁーーーーー」ﾎﾞﾌｯ

A「ではおやすみなさいませ。」

すば「…亮んとこ行くん？」

A「はい。」

すば「……脱げ。」

すば「やるぞ。」