エイッティーノ国王☆4 (ページ13)

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＊第百十八話ページ13

アラーシ国王は嫌々帰って行った。

おみやげにエビとカニを持って。

村「どこのもんや。」

「答えても答えなくても殺すのだろう。」

「ならば答えぬ。」

A「素晴らしい覚悟だ。」

A「だが自分では気づいていないのか、それとも矯正はしたがうっかり出てしまっているのか…」

A「前に来たカナルサ国の者と同じなまりがある。」

A「お前の国の王は懲りぬな。」ﾁﾗｯ

「知らん。」

村「…いよいよやってもうた方がええんちゃうか？A。」

村「カナルサ王。」

A「そうだな……」

ｼｭﾝｯ

「っ………」

村「ちょーっと待っとけ。」

村「今カナルサ王殺しに行ったから。」

「なっ………」

村「しゃあないやん、懲りひんのやから。」

ｼｭﾝｯ

A「なんだ、あのブタのような腹は。」

A「脂身が多いせいで燃え方が普通の人間とは違ったぞ。」

「そ…そんな…」

「王さまが……っ」

村「やっぱカナルサのヤツかお前。」

A「そのようだな。」

「っな…ん…っ」

A「我が主の許可なしに他国の王を殺すなどできん。」

A「前に偵察に行ったことがあってな、ブタなのは知っていた。」

A「それにお前になまりなどない。」

村「お前の演技ひどいで？(笑)」

A「精一杯だ。」

村「急にカマかけだすからビックリしたわー」

A「すばる様に報告を。」

村「おぉ、」

A「あと何時間生きていられるのだろうな。」

「っ………」

王は広間にマキを呼び出していた。

すば「マキ、怖かったな。」

ﾏｷ「…はい…」

すば「でもな、ヤスの言う事黙って聞いとったらそんな思いせぇへんかったんやで？」

すば「Aが怪しい言うたら 100％怪しい。」

すば「お前には分からんこといっぱいあんねん。」

ﾏｷ「……悔しかったのです。」

ﾏｷ「わたしよりも Aが必要とされてることがっ…」

ﾏｷ「天さま…、天を皆でかわいがるのも、Aが役に立ってることも…っ」

すば「………」

ﾏｷ「王さま…」

ﾏｷ「わたしをちゃんと愛してくださっていますか…？」