すりこみ☆4

＊拾われました114 ページ24

お風呂 入ってても 村上さんのこと 考えてしまうのが ちょっと 悔しい。



シャンプー置いとけ 言われてたけど

もう お泊りは やめとこ。



やっぱ あの時 調子こいてしまったから。





A「ふ〜、あっつ……」ｶﾞｼｶﾞｼ





…ん？



着信？？





A「あれ、なんやろ…」





ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙｯ


ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙｯ





村「っぅおいっ」




A「どうしたんですか？」




村「お前っ、あれっあれっ」




A「ん？どれ？？」




村「酒っ、焼酎っ」




A「うん、麦焼酎 好きでしょ？」




村「あれ 滅多に 手に入らへん ヤツやんけっ」






…しまった。


そういえば ヤスさんの友達が がんばって 手に入れてくれた 言うてたな…






A「そうでも ない みたいですよ？」




村「アホかっ、俺かて いつか飲んでみたいな〜 思て 調べてたこと あってんぞっ」




A「たまたま あったんです て。」




村「前から 予約してくれてたんか。」




A「んや？ホンマに たまたま。」




村「俺 だませる 思うなよ。」




A「………」




村「先週 メシ 行こう言うて 誘ってきたのって もしかして コレ渡すためか…？」




A「…刑事ばりの 推理力(笑)」




村「ありがとうな。」




A「ヤスさんの友達 経由で 探してもらったんです。」




A「そやから あたしは なんも してへん。」




A「なんか 気分 乗ってる時にでも 飲んでください(笑)」




村「ここ2、3年の プレゼントで 一番 嬉しかったわ。」




村「ホンマ、おおきに。」




村「じゃあな。」




A「うん、おやすみなさい。」





ﾋﾟｯ





A「………」




A「んふ、んふふふふふっ♪」






ここ2、3年で 一番 嬉しかったんやてー♪


ちゅー事は あれかな、そんくらい 彼女おらんっちゅーことかな♪



おっても それに 勝ってもうたんかなー♪



ははーん♪



氷結 飲もー♪





ﾌﾟｼｭｯ





A「っ………」ｺﾞｸｯ ｺﾞｸｯ




A「っっあぁーーっ、うまいっ」




A「……んふふっ♪」




A「…はぁっ…」






自分、単純やなぁ…






〜♪




え、また 村上さんやろかっ



あれっ、泉さん…？






A「もしもし？泉さん？」




泉「Aちゃ〜ん、来て〜、すぐ来て〜〜」

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