∞の村上という男☆2

＊なんか ページ5

それから柊は 関ジャニのDVDを観るとき、



いつもはマルちゃん中心に観てたのに 信ちゃんも探すようになった。



バブンマンは『カッコ悪い』って言ってるけど(笑)






柊「信五って ただ叩いてるんじゃないんだね。」




A「どうして そう思うの？」




柊「だって、叩かれた方も笑ってるから。本当に笑ってる感じがするから。」




A「そうだね、顔が優しいもんね♪」




柊「でも俺、長い髪の時は好きじゃないな。今のがいい。」







子供は正直。



怖いくらい、正直。







母「ねぇ、A。」




A「なに〜？柊っ、ちゃんと歯ぁ磨いてよっ？」




柊「みふぁいてふよ〜」ｼｬｺｼｬｺ




母「あんた、彼氏できた？」




A「っな、なによ 急にっ」




母「私はあんたの母親よ？」




A「……ぅん//」




母「そう……。全部 分かってくれてるの？」




A「…だいたいは。」




母「…うん、そうよね。全部 何もかも話せばいいってもんじゃないからね。」




A「その人ね？……優しい人なの。奥の奥の方から、優しい…」




母「そう……」




A「優しいから…、怖くなるの…時々…」




母「うん。」




A「こんな優しい人が あたしなんかと付き合ってて いいのかなって。」




母「なんか、ってやめなさい。柊にも その人にも失礼よ。」




A「…そうだよね…」




柊「磨いたっ」ﾆﾝｯ




A「…よし、ピカピカ♪」




柊「おやすみなさいっ」




母「おやすみ、柊。」




A「目覚まし かけるの忘れないでね〜」




柊「母さんもね〜」






だいぶ しっかりしてきた柊。



でも、きっと あたしが思ってるより深い傷があって



上手に隠そうとしてるのが分かる。






ﾋﾟｯ ﾋﾟｯ





A『お疲れさま。ほんとに明日、大丈夫？』







信ちゃんとフットサルする約束してから かなりいい子になってる柊がおかしくて、


でも せっかくの友達との楽しい時間を邪魔するんじゃないかって心配。






〜♪




あ、終わったのかな。





ﾋﾟｯ





A「お疲れさま〜」




村「お疲れさん。柊、寝たか？」




A「うん、かなり興奮してたけどね(笑)」




村「ほんなら 15時半くらいに家の前でええやろ？」




A「あたし、その時間だけ仕事 抜け出して来るから…」




村「おぉ。ついでにメシ食わしてええやろ？」

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