∞の村上という男☆2

＊仲良し ページ3

これは…安心していいのかな…








柊「あとね、ボールがくっついて離れないんだよっ！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ




A「柊っ、口にモノ入れたまま しゃべらないのっ」




村「せやねんっ。ボールと友達ってあーゆーの言うんやろなぁ…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ




柊「ボールと友達になるとメッシみたくなれんのっ？」




村「そら そうや。でもな、中途半端な友達じゃアカンでっ？」




柊「ぅ〜ん……」




村「ハンバーグ、1口 食うか？」




柊「うんっ」




村「ほれ、おっきな口開けろ。」




柊「あーーーー、」







超 仲良しなんですけど…







柊「うわ、ハンバーグめっちゃ うまいっ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ




村「せやろ？もっと食え 食えっ」ｽｯ ｽｯ




柊「ありがと、えっと…村上さん…？」




村「おいおい、ここまで 盛り上がっといて それはないやろ。」




柊「じゃあ なんて呼べばいいの？」




村「お前、俺と友達になってくれるか？」




柊「…うんっ、おもしろいからいいよっ」




村「ほんなら『信五』でええ。俺も『柊』って呼ぶから。」




A「ちょ、村上さんっ」




柊「信五、俺のオムライス 食べる？」




村「ええの？ほな ちょびっともらうわ〜」






打ち解けるの 早っ



さすがって言うかなんて言うか…




信五呼びって、あたしも まだなんですけどっ







村「そんだけサッカー好きなのに、なんでやらへんねん。」




柊「……見てる方が好きだから……」




村「…俺、たまにフットサルやってんねん。分かるか？フットサル。」




柊「サッカーの、中でやるヤツ？」




村「そや。今度、一緒にやろうや。」




柊「やるっ！」




村「一応な、次の金曜日の16時に仲間 集まんねん。来れるか？」




柊「行きたいっ。母さん、いいでしょっ？」




A「そんなっ…、大人の中に子供なんて……邪魔になるんじゃ…」




村「かまへんよ。みんなフットサルやっとる時は子供みたいなもんや。」




柊「マルちゃん来るっ？！」




村「なんや、マルが好きなんか。」




柊「うん、おもしろいからっ」




村「親子やな〜(笑)」




A「…そうですね(笑)」




村「マルはな、フットサルやらへんねん。でも元Jリーガーとかはおるで？」




柊「すっげーっ」




村「そやけど、約束守れるか？」




柊「…約束…？」







大人の男の人、かなり苦手なはずなのに…



ほんとに すごいな、村上信五…

＊男と男の→←＊初顔合わせ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す