∞の村上という男☆2

＊言ってない事 ページ13

なかなかのイケメンだと思うけど。



信ちゃんのが カッコいいし。






鈴本「僕ねぇ、六本木の『Rise』って店で美容師やってるんですっ」ﾀｯﾀｯﾀｯ




A「そうなんですか。…あと5分です。」




鈴本「安くしますんで、今度来てくださいよ〜」ﾀｯﾀｯﾀｯ




A「そうですね〜、あと3分で〜す。」




鈴本「いやいや、ホントにっ」ﾀｯﾀｯﾀｯ




A「私、髪を切る予定ないんですよ〜」




鈴本「小貫さん、パーマとかしたら もっとキレイになりますよっ」ﾀｯﾀｯﾀｯ




A「私、ストレートが好きなんです。…ラスト30秒。」




鈴本「じゃあ、トリートメントでもっ」ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ







しつこい。



そんな事 言わないと客 取れないの？



ただのイケメンって。



おもしろくない男。








A「今日は 初めてのご利用という事で 体験していただきましたが、担当は選べますので 他のスタッフもお試しください。」




鈴本「いや、僕は小貫さんが…」




A「読者モデル経験のあるスタッフもおりますし、」




鈴本「っなんて言う人ですかっ？」







男だよっ！


ばーか ばーか。




あー、信ちゃんに会いたいっ




今日、大阪に行ってるんだもんなー



会えないの分かってるけど、遠くに行かれると もっと淋しさ増すんですけどー







きっと 次に会えるのは、男と男の約束を交わしたらしい朝4時からのサッカーの日。




まだ あたしは信ちゃんに言ってない事があって



このまま 言わないでいられたらどんなに良かったか。




でも 泊まるっていう事は そういう事で、



そういう事をするには 裸にならなきゃな わけで。




この傷を、傷がついたワケを 話さなきゃいけない。



そして もう1つ……







〜♪





お、




ﾋﾟｯ





A「お疲れさま〜」




村「いよぉっ、元気しとるか〜♪」




A「……酔ってますね？」




村「俺が酔うかいなっ」




A「大阪でしょ？またおいしい店で飲んでるんだ？(笑)」




村「まぁな♪」




丸「なになに〜？信ちゃん、めっちゃニッコニコのご機嫌さんやぁん♪彼女ちゃん？？」




A「わっ、マルちゃんと一緒なのっ？♪」




村「…一緒ちゃう。」




A「いやいや、声 聞こえましたけど？(笑)」




大「えっ、もしかして信ちゃん 彼女んとこかけてるんっ？ありえへんっ」




丸「なぁっ、そやんなぁっ？」

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