∞の村上という男☆2

＊勝負 ページ11

柊の気持ちが嬉しくて



でも、本当に好きな事を我慢させてるって切なさも押し寄せてきて


どうしていいか 分からなかったから、信ちゃんに抱きしめてもらった。







村「お前には言うな、言われたけどな。知っといた方がええやろ。」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ




A「…ぅん、ありがと…」




村「ホンマは 嫌なんやて。人を殴るとか蹴るとか、そういうの。」




A「…それは知ってる…」




村「そやから、俺の事も好きやなかった っても言われた(笑)」




A「ごめんね…」




村「謝ることやない。その後にな、今は違うから！ってデカい声で叫びよったわ(笑)」




A「…そこ見たかった…」




村「めっちゃ かわいいな、あいつ。」




A「……あたしの子だもん……」




村「ホンマやな(笑)」








そう優しく笑って、優しいキス。



急に 八重歯が見たくなったから、唇にょーんってして 無理やり出したら



なにしとんねん、ってあたしの鼻をピンとはじく。





優しいツッコミ。



あたしだけの、愛あるツッコミ。







村「あー、そや。俺な、また柊と約束したからな。」




A「今度はなにっ？」




村「今度な、日本代表の試合あんねん。」




A「見に行くのっ？」




村「ちゃうよ。場所はアメリカやから行かれへんねんけどな？それ一緒に見ようって。」




A「なんだ、そういう事…」




村「朝4時キックオフ。」




A「っ4時っ？！」




村「来週の火曜日、ここ泊まるから。」




A「………」




村「ん？どした？」




A「……今日は 泊まって行かないんだなーって…」




村「…なんやねん、お前。あんま かわいい事 言うなや。」




A「んーん、ごめん。ちょっと言ってみたかっただけだから。」




村「俺にも準備あるやろ。勝負パンツ用意せなアカンしやな。」




A「あるのっ？(笑)」




村「んや？そやから準備せなアカンやん。何色がええ？」




A「リクエスト受け付けるんだ(笑)」




村「お前に見せるために買うんやから。」




A「じゃあ……、やっぱ紫♪」




村「紫っ？！……まぁ、アリか……」




A「楽しみできた(笑)」




村「その日はたぶん、24時くらいまで仕事かもしれんのやけど ええか？」




A「大丈夫、待ってる。」




村「勝負せなアカンもんな(笑)」









あの時、バツ1子持ちの事と一緒に言えば良かった……

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