恋するカフェオレ☆2

＊似てる ページ9

Aside





緊張する。


にーちゃんだけなら ちょっとくらい失敗しても あははー言うて 食べてくれるから ええけど


横山さんの 味の 好みとか、そういうの全然 分からへんのに 料理作るって…







横「レンコン うっま！」




安「んー、しゃきしゃきー♪」




A「ねー、合いますよねー、レンコン♪」




A「餃子、もう少々 お待ちくださいねー」




横「ちょ、全然 飲んでへんやろ？一回 こっち来たら？」




A「大丈夫、作りながら こっそり 飲んでますんでー♪」




安「いっつも 作りながら 飲むんやで(笑)」




A「今日は ゆず酒からー♪」




横「やっぱ ロック？」




A「もちろんですー」




ﾋﾟｰﾋﾟｰﾋﾟｰ




安「ぁ、洗濯 終わった。」




安「干してくるねー」




A「…よし、餃子 焼けるまで あたしが 横山さんのお相手を…」ｽﾄﾝ




横「ほうれん草も うまいし、すごいな。」




A「1人暮らしが 長いんで なんとなーくできるようになったって だけですよー」




横「いつから 1人暮らししてんの。」




A「……高校生からです。」




横「なんで？」




A「んーーーと…、」




A「父親が 中3の冬に 亡くなりまして。」




横「ぇ、ごめん。」




A「いえいえー、もう15年くらい前の話なので(笑)」




横「マスターが 父親に 似てる 言うてたから てっきり…」




A「いないからこそ、のヤツで(笑)」




横「え、じゃあ オカンは…」




A「あたしが3歳の時に 離婚したんです。」




A「顔も 分からないので なんとも 思わないんですけどねー」




横「……俺んとこと 似てるわ。」




A「そうなんですか？」




横「…ええか、この話。」




横「やめよ。」




A「そうですね(笑)」




A「ぁ、餃子っ」






そっか、横山さんとこも いろいろあったんだな…


親は いないけど 兄弟 仲良しってとこも 似てるかも。



こっちは 血のつながりないけど。






A「うまく はがれろーっ」




A「…っやぁっ！」





おー、なかなかの出来っ♪


羽根も ええ感じー♪






A「できましたー♪」




横「すげーな、店で 出て来るヤツっぽい。」




A「にーちゃん、餃子 できたよーーー」




安「はいよー、今 行くー」




A「横山さん、焼酎に しますか？」

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