恋するカフェオレ☆2

＊背中 ページ11

Aside





片づけまで してたら 21時。


絶対 せぇへんから、にーちゃん。






安「ホンマに すぐ タクシー拾うんやで？」




A「分かったから(笑)」




横「ほんじゃ、お邪魔しましたー」




安「横ちょ、月曜日ねー♪」






まぁまぁ飲んで 体 あっつくなってるから 夜風が 気持ち良かった。



酔ってる 横山さん 初めて見て なんか 嬉しいし。



かわいいし。






横「ふ〜〜〜〜〜」




A「お腹いっぱいですねー」




横「ホンマ、明日のジム 気合い入れなアカンわ。」




A「明日も 弟さんと？」




横「や、明日は 1人やな。」




A「そうなんだ…」




横「…明日は なにしてんの。」




A「あたしは…なんだろ、掃除とか？」




A「ゆっくりします。」




横「ふーん……」




A「……それじゃ、」




横「…ぅん、」




横「すぐ つかまる？タクシー」




A「そこの通りまで 出れば けっこう いますから。」




横「そっか…」




A「じゃあ、また。」




横「おん、また。」






なんか 淋しい。



次 いつ 会えるか 分からへんもん。



もしかしたら 安田の妹やって 知って、


もうマスターんとこ 行くのやめよ、とか 思ってるかもしれへん…






A「……はぁ……っ」






タクシー代 もったいないから 歩こ。



運動 運動。






ｸﾞｲｯ





A「っ！」




横「…自分、歩いて帰るつもりやろ。」




A「よ…こやまさん、なんで…」




横「や、背中が そんな 雰囲気 かもしだしてたから…」






…背中 見られてた…？



それって……






横「…違う？」




横「ごめん、俺 ただの 恥ずいヤツやんな(笑)」




横「んでも タクシー乗るとこ 見てから 帰っても ええかな。」




A「……当たり…です。」




A「いっぱい 食べたから 歩いて帰ろうかなって…」




A「横山さんは 明日 ジム行くから いいけど、あたしは 歩きでもしないと ブタになっちゃうから。」




横「……んじゃ 俺も 歩く。」




横「行こ。」




A「やややっ、」




A「めっちゃ時間 かかりますよっ」




A「横山さんの家に着いたら 22時半とかなりますよっ」




横「歩きたいねん。」




横「行こ。」




A「……すいません……」






心臓、うるさいって。

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