若社長と演技派お嬢☆

＊そのつもり ページ26

大倉side




頼まれた…



こんな 重く 肩 叩かれたの 初めてやねんけど。






A「ごめんなさい、」




A「名前も 覚えてないなんて 失礼なこと…」




大「や、それは 別に 大丈夫。」




大「ただ、圧 すごかったな(笑)」




A「悪いこと いっぱいしてそうでしょ。」




A「汚いお金が 動きまくりですよ。」




大「さっきと 顔 全然ちがうやん(笑)」




A「ダメだ ダメだ、お嬢さまモードっ」




A「…さ、戻りましょうか♪」




大「切り替えっ(笑)」




A「まだ お父さまに ごあいさつ してませんもの♪」




A「どちらに いらっしゃるのかしら♪」




大「やめっ…やめてぇ…っ(笑)」




A「参りますわよ♪」






ギャップとか そういうのと また違うような 気ぃする。



根っこには 親父さんとの 確執みたいなのが あって、


でも自分なりの 生きていく術っての生み出して しっかり 歩いてる。



たくましい 女。






A「楽しいお父さま なんですね(笑)」




大「しゃべりが うまいだけやって。」




A「やる事 やったんで 私 帰りますけど、大倉さん どうします？」




大「売り込みも それなりに できたし、俺も もうええかな。」




A「そうですか。」




A「今日は わざわざ 時間 作ってもらって ありがとうございました。」




A「じゃあ、また。」




大「えっ…」






この後 2人で どっか 行きましょうの テンションちゃうんっ？



俺 そのつもりで いたんやけどっ







大「あのさ、せっかく ドレスアップしてるんやし どっか行かへん…？」




A「ぁー、ごめんなさい。」




A「友達と 約束してて。」




A「それこそ ドレスアップしてるから たまに フレンチでもって。」




大「そっか…」




A「すいません、せっかく 誘ってもらったのに…」




大「んや、ええよ。前もって 言うといたら 良かったんやもんな。」




大「んじゃ、来週の 金曜日な。」




A「私の友達、かなりインパクト 強いので 心の準備してきてくださいね(笑)」




大「なにそれ(笑)」




A「お楽しみってことで♪」







フレンチって 男かな。



女友達と ドレスアップしてまで フレンチ行く？



普通に 考えたら 男やんな。



それ…嫌やなぁ…

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