たとえば、あいつなら☆4

＊もすもす ページ9

渋谷side





ちょいちょい 来てた『会いたい』『やっぱ まだ好きかも』メールが なくなって


ごくごく たまーーーに 普通の メールが 来るようになった頃、


ぶ厚めの 真っ白な 封筒が 届いた。





すば「…やっとか…」






半年も かけやがって ホンマ。



俺が 子供 産んどったら 上手にお座り し出すぞ。






A『届いた？』




A『ドレス、何色が ええと 思う？』




すば『真っ黒』




A『怖い！』




すば『あるらしいで』




A『なんで知ってんの？』






コンビニで 袋とじ 見られへん事に イラついた勢いで それ系の雑誌 読んだから。



悪魔な お前に ぴったりやん。



実際 着たら 嫌やけども。









すば「もすもすー」




村「おー、スマンな。」




すば「なんやねん。」




村「スピーチ…」




すば「放火 すんぞ。」




村「お前が そういうん無理なん 分かっとるわ(笑)」




すば「そんな恐ろしい言葉を 口に するな。」




すば「八重歯 抜くぞ。」




村「ヨコに頼んだら どういう反応する 思う？」




すば「ぁーーーーーーー、」




すば「最初 半ギレのー、中盤 俺に フリつつもー、最終的に 嫌々ニヤニヤ引き受ける。」




村「やんなぁ(笑)」




村「ほな それで いくわ。」




すば「人数 めっちゃ多いやろ。」




村「合わせて…200くらいやな。」




すば「全校生徒かっ」




村「小さめの 学校やねぇ(笑)」




すば「お前な、あっちの 人数と あんま 差ぁ合ったら アカンのやぞっ」




村「なに 情報やねんな(笑)」




すば「ぜくしー やんか！」




村「どのタイミングで 読むチャンスあんねん(笑)」




すば「お前の嫁なるヤツが ぜくしーに こう書いてた どう思う？って毎日のように聞いてくるからなっ」




すば「全部 暗記したろ 思て 食い入るように 見たってんねんっ」




すば「それ 同僚に 見られて いらん噂 流れとるわ！」




村「わはははははっ(笑)」




すば「200て…」




すば「会社の連中 むっちゃ来るやん…」




すば「しんどー」




すば「めんどー」




村「しゃあないやんけ、そこは。」




すば「湯布院 あたりで しっぽりやれやー」




村「なんで 九州 寄りでやらなアカンねん(笑)」




すば「めっちゃ 温泉 ええ 言うからー」




すば「行きたいやん。」




村「個人的に行け。」

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