たとえば、あいつなら☆4

＊着ろ着ろ ページ8

村上side




ほぼほぼ ホンマの事や 思う。



あいつは 数年に1回しか マジメなホンマんとこ 出さんから。



『俺は あいつを 見守る専門で ええ』



それも ホンマんとこ。



んでも



『確かに 俺は あいつに 惚れてたけども』



やっぱりか ってとこも あって


それ言うてくれたのは 正直 嬉しかった。






村「ほなな。」




すば「おー」




村「あとで 絶対 行くからな。」




すば「へーへー」




村「ちゃんと 観光案内できるように なっとけよ。」




すば「するか ぼけ。」




すば「お前が せぇ。」




村「どういう事やねん て(笑)」




すば「俺が 観光なんかする 思うんか。」




村「せぇへんやろなぁ。」




すば「せやろ？」




すば「ほな お前が するしかないやん。」




すば「福岡 勉強してこい。」




村「むちゃくちゃ や(笑)」




すば「じゃ、」




村「おん、」




すば「ヒナ、」




村「あー？」




すば「頼むわ。」




村「…任しとけ。」






『あいつを』が 抜けてるやろ。



不器用で 言葉 足りんくて 損しまくりやけど



心 開いたヤツには とことん 甘える弟感と



ビシっと決めるときは 決める男っぽいとこに



…まぁ、俺も 惚れてもうてるんやろな。







A「……お酒 くさーい。」




村「いつもより 余計に 飲んでもうてなぁ。」




村「大丈夫やったか？」




A「ぅん、あっても 軽いヤツになってきた。」




村「そうか。」




村「…あのな、A。」




A「あ、お茶漬け？」




A「そう言うかなーって思って しらす 買ってきておいたんよー」




村「んや、そうやなくてな？」




A「あれ、食べへんのー？」




村「ん、あとで もらう。」




A「そ？」




村「明日…買ぉて 来て欲しいもん あんねん。」




A「うん、なにー？」




村「アレや、ほれ、その…」




A「えー？なにー？(笑)」




村「……ぜくしぃ。」




A「ぜくしー？？」




A「……ゼクシィ…？」




村「一緒 見ようや。」




村「ほんで 考えよ。」




A「………」




村「場所はどこが ええとか、ドレスは どんなん着たいとか、」




村「なんでも 叶えたる。」




A「………」




A「……ドレス…」




A「2着は 着たい。」




村「っそやんなっ、着ろ 着ろっ」

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