たとえば、あいつなら☆4

＊あつあつ ページ4

村上side





そういう事か…






横「ちょっと痩せとった気ぃしたけど、意外と 元気そうやったで？」ｺﾞｸｺﾞｸ




横「うんまいもん いっぱい あんのに なんで 痩せるんやろなぁ。」




村「あいつ 油断すると すぐ 痩せよるからな。」




村「誰か お節介な ヤツがおるんやろ。」




横「お前みたいなヤツな。」




村「失礼やな。」




横「福岡 出張とか ないやろかー」ｺﾞｸｺﾞｸ




横「あいつ、俺が おらんで 淋しがっとるしなー」




村「お前がー、淋しいんやろ？」




横「アホぬかすな。」




村「頼んどいたろか、出張。」




横「っそんなん できんのっ？」




村「余裕。」




横「できるだけ 早めにしてー」




村「なんか おごれ。」




横「……飲む？」ｽｯ




村「いらんわっ(笑)」






すばるから 電話 来たあの日。



こっち 来て 誰かから Aの肋間神経痛の事 聞いたんやろな。



それ 知ってんのは……




真知子さんか。







ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙｯ



ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙｯ






A「お疲れさまー」




村「おぉ、メシ食うたか？」




A「今日は あつあつ鍋焼きうどんー」




村「ええなぁ(笑)」




村「俺、つまみだけで 終わるとこや。」




A「…あのね、信五。」




村「んー」




A「胸の痛みも だいぶ 良くなってきたし、」




A「自分で 対処法とか 分かってきたし…」




村「おん。」




A「…実家から 出よう 思てて…」




村「そうか。」




村「また荷物 こっち 持ってこなアカンな。」




A「でね…？」




A「…その…」




A「…信五の とこには…戻られへん…」




村「なんでやねんな(笑)」




A「ぁ…たし…、」




村「どっか アパート借りて 1人で 住むんか？」




村「そんなん お前の親が 許さへんやろ。」




A「それは…、そやねんけど…」




村「なんも 気にせんで ええて。」




村「元 いたとこに 戻るだけやん。」




A「………」




村「…よし、分かった。」




村「ほな、あれや。」




村「同居人って事に しようや。」




村「結婚を前提に しての 同棲やなくて、ただの 同居人。」




村「ほんなら どや？」




A「そ…れは…、」




A「別れるってこと…？」




村「別れたいんか。」




A「…嫌…やぁ…」

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