たとえば、あいつなら☆4

＊ピリピリ ページ16

村上side





Aが 大阪 戻せ 言うんやもん。



俺は 腹 決めたんや。



子供 産まれてからも たぶん、俺は仕事に 追われる日が続いて


Aが大変なときに そばにいられへん事も あると思う。



でも それは 家族を養うためで、男としてのスキルを上げる ためでもある。




Aと俺のわがままとして、



すばるに近くにいてもらう。







村「しゃあないやろ。」




すば「どこを どうしたら しゃあない事になんねん。」




村「上が ええ言うたんやもん。」




村「こっちの上と そっちの上が ええ言うたんやもん。」




村「俺 ちょこっと 口出した だけやもん。」




すば「かわいく言うたら 何でも許される 思うなよ。」




村「そっちに 女おったんか。」




すば「おらんわ。」




村「なら ええやんけ。」




村「帰っといで。」




すば「甘い言葉を ささやくな！」




村「ささやいて へんわ(笑)」




すば「芋ようかん ばりの 優しさやったぞっ」




すば「気ぃつけろ あほ！」






嬉しいんやろなぁ。



そういう時 声 デカなんねん(笑)







村「マンション 探しとこか？」




すば「ええとこな！」




村「ナンボくらい？」




すば「7万！」




村「間取りは？」




すば「1ＬＤＫ！」




村「俺らんとこと どんくらい 離れたとこが ええ？」




すば「………」




すば「…半径3キロ以内。」




村「ちょうど ええな〜」




すば「お前は それで ええんか。」




村「ええよ。」




村「ええに 決まっとるやろ。」




すば「そうか。」




村「んでも お前には また いらん苦労かける 思うで？」




すば「せやろな。」




すば「お前は 常に ピリピリした緊張感 持っとらなアカンで。」




村「緊張感？」




すば「お前が アカンなら 俺がおる。」




すば「いつでも その首 狙ってんのやからな。」




村「戦国武将か(笑)」




すば「なに 買ぉたら ええ？」




村「買う？？」




すば「おっちゃん、なに買ぉたら ええんや。」




村「ぁーーーーー、」




村「まだ 男か 女か 分かってへんからなーーー」




すば「……男やぞ。」




村「っマジかっ」




すば「Aが 言うとった。」




すば「お前には まだ 内緒やでー、言うて。」




村「…そうか…、男か……」




すば「知らんぷり しとけよ。」




村「分かった。」

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