＊第六十六話 ページ31
王は Aが気づくまで そばに いた。
妊娠してるかもしれないAに無理を させてしまった事、
それに加え さっき 感じたはずの 腹の動きもなく 落ち込んでいた。
A「………」
すば「…もう ええんちゃうん。」
すば「はよ 目ぇ覚ませや。」
すば「俺 起きてんのに お前が 寝てるとか 初めてちゃうか。」
A「………」
すば「…こら、A。」
A「っ！」ｶﾞﾊﾞｯ
すば「どぇいっ」
すば「あぶなっ」
A「すばる様っ」
A「火、火は…っ」
すば「おん、お前とマルとヤスが がんばってくれたから 消えたわ。」
A「……申し訳ございません……」
すば「何を 謝ることが あんねんな。」
A「私の 力が…弱くて…」
A「丸山と 安田を 危険な目に…」
すば「へぇ、お前 そんなん 思とったんか。」
A「前に すばる様が おっしゃられた事です。」
A「自分だけじゃなく、横山・村上・丸山・安田・錦戸・大倉が ピンチの時は 助けろと。」
A「それなのに 私は……っ」
A「………」
すば「勝手なこと 言わせてもらうとな、」
すば「いつもの お前やったら あの山火事くらい 簡単やろなって 思てんけど。」
A「私も…そこまで大変なことでは ないと 思ってました。」
A「行ったら まずまずの 燃え方で、これは 男型にならねばと。」
すば「おん。」
A「でも男型に なった途端に 腹の中で 暴れるような動きが…」
A「それで 女型のまま 力を 使うことになってしまって このざまです。」
A「情けない…」
すば「やっぱ 生きとったって事やろ？」
すば「男型に なるのを こいつが 拒否ったんやないか？」ｿｯ
A「…私も そう 思います。」
A「つまり、すでに 魔力を 持ってると いう事。」
すば「まぁ、それは しゃあないやろなぁ。」
A「私の 力を 超えるかもしれないと 思うと 恐ろしい…」
すば「俺は 嬉しいで？」
すば「ちゃんと 生きとったんやからな。」
すば「俺と お前の子。」
すば「なぁ？」ﾅﾃﾞ
ﾋﾟｸﾝ
A「…今、返事を。」
すば「マジでかっ」
すば「え、どこ？ここ？こっちっ？」ｻﾜｻﾜ
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亜月(プロフ) - すばさん» 楽しく切なくおもしろく…がモットーなので(笑)書いてる分はもうすぐ終わりそう。次を考えてるところです♪ (2017年10月3日 23時) (
レス) id: 3c780ab1ed (このIDを非表示/違反報告)
亜月(プロフ) - yukiさん» 忠誠心の他にも感情がありそうでなさそうな魔族ちゃんです♪切ない部分もありーのニヤっとする部分ありーので、明日移行いたします！ (2017年10月3日 22時) (レス) id: 3c780ab1ed (このIDを非表示/違反報告)
すば - 亜月さん» ファンタジーなら、魔族と結婚して、魔族が王になる！で、楽しく終われば良いものを...でも、それじゃ面白くないよね〜この展開がいいんです♪ (2017年10月3日 21時) (レス) id: c80f4adfb7 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - うぉ！！！なんか切ない感じ系ですか？←王に対して忠誠心がすごい！そしてもう産まれるんですね！ (2017年10月3日 20時) (レス) id: f5b799cd8c (このIDを非表示/違反報告)
亜月(プロフ) - すばさん» ファンタジーって言ってるくせに内容ややこしっ(笑) (2017年10月3日 19時) (レス) id: 3c780ab1ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜月
| 作成日時：2017年9月18日 7時
