恋するカフェオレ☆9

＊間とって ページ9

横山side





後部座席の Aを 降ろすときから


家のソファにゆっくり座らせた今も 手は つなぎっぱなしで



そういや 手ぇつなぐの 久々かもしれん、とか


そこでも 俺 不安にさせてたんかな、とか



反省するとこ いっぱいある。






横「……今は？」ｻｽｻｽ




A「大丈夫…」




横「ほんじゃ 夫婦ミーティング 始めよか。」




A「……ミーティング……(笑)」




横「んーと、まずは…」




横「元々は 俺が 酒やめるとか 言うたからやもんな。」




A「やめて欲しくないのは 変わらないです。」




A「絶対 飲みたくなる日だって あると思うし。」




横「それは あるやろうけど、」




横「さっきも 言うたけど もし、お前に なんかあったら…」




A「でもね、健診で 今のとこ 異常なしって言われてるわけだから、」




A「そこまで しなくても…、って思うの。」




横「…俺が 異常か(笑)」




A「そうは 言わないけど…(笑)」




A「んーーー、」




A「じゃあ、臨月 入ったら 飲む日と飲まない日 決めて、予定日 近づいてきたら…」




A「そしたら 飲まないで いてもらえると 嬉しいかなぁ。」




A「陣痛 来たら すぐ 病院 行けるように。」




横「……なるほどな…」




A「間とった つもりなんですけど、どうでしょう…」




横「おん、それ ええと思う。」




A「そこは 解決。」




A「あとは…」




横「…お前のため ちゃうとか 言うたけど、そんなん思てへんから。」




横「カッと来て 言うてもうたけど…、その…、」




横「…ホンマに ごめん。」




A「…ぁー、そんなん 言われましたっけ…」




横「覚えてへんのっ？」




A「うん…、なんか ショックなこと 言われたような気はしてたけど…」




A「今なら、そりゃそうだって 思うし(笑)」




横「そやから 違うんやてっ」




横「お前 いてこその 子供やんっ」




横「どっちが とかやないねんっ」




A「…ぅん、分かってる。」




A「あの時は ちょっと おかしくなってたんかも、あたし(笑)」




横「そういうの 分からんと 怒鳴ったりしてもうて ホンマ…」




横「もっと 言うて、俺に。」




横「今のは 傷ついたとか、もっと もっと。」




横「夫婦って そういうもんやろ？」

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