恋するカフェオレ☆9

＊お前は俺の ページ33

横山side






久しぶりに 子供たちが 早めに 寝てくれたから こっから 夫婦の時間。



ゆっくり Aの作った 甘めの カフェオレ 飲んでると

付き合う前の事 思い出した。






A「…はぁ〜〜〜、ほっこり♪」




横「なんか…」




A「ん〜？」




横「幸せやな。」




A「ふふっ(笑)」




A「どうしたの？(笑)」




横「お前の おかげで 俺、幸せやわ。」




A「ほんと、どうしたんですか(笑)」




横「なんかコレ 飲むと 俺、いろんな お前との思い出 ざーっ 出てくんねん。」




横「お前に 会いに マスターんとこ 行ったな、とか。」




横「行ったのに おらんくて めっちゃ ガッカリしたなぁとか。」




A「懐かし(笑)」




横「最初 豆乳ラテに ハマっとったのに お前が 飲んでた カフェオレの方が 好きんなってもうて。」




横「初めて 車 乗せるとき、うまいこと 言われへんで モジモジしてもうたとか、いろいろ。」




A「よく 覚えてますね(笑)」




横「ドキドキやったもん、あの頃。」




横「お前の ギャップに 毎回やられた感 あってなぁ。」




A「失礼なリアクション しまくりのバーベキューとか？(笑)」




横「アレもなぁ…」




横「あの時、もう アカンかったんやろな。」




A「アカンかった？」




横「…お前に 惚れてもうてたんやろなって。」






結局 今だに ええ事 言う時は Aの顔 見られへんのは 変わらんくて



でも 隣に おるAが それ 分かってくれてるってのが ホンマに救い。






A「あたしは…いつやったかなぁ…」




A「…ぁ、」




A「バーベキューの日の夜、兄の家で 一緒に ご飯食べて、その帰り。」




横「…ぁーーー」




A「あの時、自販機で 買った飲み物、覚えてる？」




横「…コーヒーちゃうん。」




A「あたしが ミルクティーで、きみたかさんが カフェオレ。」




A「そのあたりかな、本気で 恋しちゃったの♪」ﾋﾟﾄｯ




横「…たまに こうやって 昔話 するのも ええな。」ｽﾝｯ




A「……きみたかさん、」




横「んー？」




A「んふふっ、なんでもないー♪」




横「なんやねん(笑)」








ちょっと 甘めの カフェオレ。



一生、毎日 味わってたい 俺の……








A「きみたかさんっ♪」









完

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