ペンギンくん☆2

＊好評 ページ27

毎日 少しずつだけど タイムが 縮まってく 安田くん。



先生にも 部員たちにも『さすが マネージャー』とか言われて


でも 莉乃ちゃんの視線だけは 痛くて


なんだか 微妙な 日が 続いてた。






女子「コレ、けっこう 嬉しいんだよねー♪」




あゆ「え、なに？」




女子「ほら、タイム良かった時の Aの パンダマーク(笑)」




女子「よくできました、的な感じで(笑)」




あゆ「あー、分かるー(笑)」




あゆ「かわいーよね、パンダ♪」




A「…そう？(笑)」




女子「なんか やる気出る(笑)」




安「Aさぁーん、次 なんやったっけー」




A「プルで 50×8ーーーっ」




安「はぁーいっ」




A「じゃあ みなさま、スイム 行きましょうか。」




女子「パンダ欲しいから がんばろっと(笑)」




あゆ「あたし 昨日2コだから 今日3コ 目指すわ(笑)」






意外なところで パンダスタンプが 役に立ってる…



良かった、こっちにして。






男子「なにそれ、なんで 俺には 押してくれねーの？」ﾇﾝｯ




A「ぅわっ」




男子「俺も 押してよ、それ(笑)」




A「男子は 嫌がるかなと 思って…」




A「いいの？押しても(笑)」




男子「なんか 小学校の時 思い出すわー」




男子「シールとか もらうと 嬉しかったじゃん。」




A「ぁーーー、あったねぇ。」




男子「タイム良かったら 押してくれんだろ？がんばろー」






男子にまで 好評…



安田くん 効果なのかな…






安「Aさぁーんっ、ちょっと 足 アレやから アレしてきまーーーすっ」




A「はーいっ、ちょっとしたら 行くーーーっ」




男子「アレで 分かんの？(笑)」




A「だいたいね(笑)」




2年ﾏﾈ「………」




A「ぁ、莉乃ちゃん。」




2年ﾏﾈ「…なんですか？」




A「福田くん、肩の調子 悪そうだけど 大丈夫かな。」




2年ﾏﾈ「え、福田？」




A「なんか いつもの フォームと 違うような気がするんだけど…」




2年ﾏﾈ「そっ、そんなの 分かってますっ」




2年ﾏﾈ「今 確認しに行こうと してたとこでっ…」




A「そっか。」




A「マッサージ 気をつけて やってあげてね。」




2年ﾏﾈ「………っ」ﾌﾟｲｯ




A「…はぁ…っ」




あゆ「なに、今の態度っ」




A「思春期なんだろうね…」

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