ペンギンくん☆2

＊俺は決めた ページ11

安田ペンギンが あたしに向かって 走ってくるのが 嬉しくなってきたころ、


久々に 先生に 呼ばれた。






A「また アレですか？」




A「おにぎり 以外 特別なにも ないんですけど。」




先生「いやいや、むしろ 逆なんだけどな。」




A「逆？」






それ どうなのかなー



なんか いろいろ ありそうな予感…






先生「と、いうわけで 2週間後の 春季大会に 向けて 各自 調整していくように。」




全「はいっ！」




先生「あと、安田。」




安「はい？」




先生「安田は 明日から 3年と 同じコースで 泳ぐこと。」




石黒「おー、ついに こっちまで 来たかー(笑)」




男子「まぁ でも いつもと あんま 変わんないよな(笑)」




安「いじめないで くださいねー♪」




石黒「それは フリか？」




男子「かわいがってやるよ(笑)」




安「こわーい♪」




先生「みんなも 知ってるとおり、安田は 一番 優勝に近いところに いる。」




先生「だから 俺は 決めた。」




先生「安田を 思いっきり 特別扱いするってな。」




男子「ぅわ、言い切った(笑)」




先生「メニューも 2年の方には 載せないで 3年と一緒にする。」




2年ﾏﾈ「ぇ、それじゃあ…」




先生「安田のことは 佐伯に 任せるっ」




A「…任せられてしまいました…(笑)」




安「俺を よろしく どうぞー♪」ﾍﾟｺｯ




A「ある意味 ものすごい プレッシャーです…」ﾍﾟｺｯ




女子「最強コンビじゃない？(笑)」




2年ﾏﾈ「………」ｳﾙｯ






ぁー、莉乃ちゃん 泣きそう…



やっぱ そうだよね。


ショックだよね。






先生「今日は ここまでっ、お疲れさんっ」




全「お疲れさまでしたーっ」




2年ﾏﾈ「A先輩、」




A「ぇ、ぁ、はいっ」




2年ﾏﾈ「片づけ 終わってから お話が あるんですけど…」




A「話…、ぅん、分かった。」




2年ﾏﾈ「すいません。」






さぁて なに 言われるのかなー



ケンカ 売られたら どうしよ。


莉乃ちゃん けっこう 力 強いからなぁ。






A「はい、お話 どうぞ。」




2年ﾏﾈ「あの……」




2年ﾏﾈ「A先輩が 先生に 言ったんですか？」




2年ﾏﾈ「ヤスを 3年生と 一緒に 練習させた方がいいって。」




A「んーん、」




A「あたしも 昨日 聞いたんだよね。」

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