恋するカフェオレ☆ (ページ10)

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＊親戚とかページ10

横山side

63歳で 1人暮らしかぁ…

カフェも 1人でやるって大変やろな。

喘息がしんどいの俺もよぉ分かるし…

横「喘息にいい食べ物…」ﾋﾟｯﾋﾟｯ

こんなん持っていきなし行くのっておかしいやろか。

もしかしたら息子とかが来て連れ出してるかもしれん。

いらん事せん方が……

ぅーん……

A「じゃあね、なんかあったら電話してくれていいからね。」

「ホンマにありがとうなぁ。」

A「戸締りしっかりね、おやすみなさい。」

あれ、あの子…

娘かな。

A「…ふ～～～」

A「よしっ、かえ…」

横「ぁ、」

A「え？」

横「あ……、どうも…」

A「…どうも…」

玄関からこっちの電灯がある方に近づいてきたら分かった。

カギの子や。

横「あの…、」

横「マスター、大丈夫…ですか？」

A「え、あ、」

A「もしかして、お見舞いに？」

横「や、そんなたいそうなもんやなくてっ」

横「ただ…」

横「俺も昔喘息持ちで苦しかった覚えあるから、」

横「なんやこう…気になって…」

A「だいぶいいみたいです。」

A「今朝、お店来てみたら臨時休業って貼ってたので家のぞいて、」

A「マスターに昨日の夜のこと聞きました。」

A「ありがとうございました。」ﾍﾟｺｯ

横「や…」

横「あの、マスターの親戚とか近い人なん？」

A「いえ、ただの常連です。」

A「通い始めて2年くらいなんですけど、なんか父親に似ててそれで…」

横「あぁ…」

A「…それ、」

横「はい？」

A「なにか買ってきてくれた…とか？」

横「…ネットで喘息の症状やわらげるもん調べて…」

横「なんも調理せんと食べれるひじきと黒豆の煮たヤツ買ぉてきたんやけど。」

横「もうなんか食べてた？」

A「ぁ、私が適当に作って食べさせました。」

横「そっか…」

A「なんかすいま…」

横「食べれたんやな。良かった。」

横「ほなコレ、俺が食うわ。」

A「…せっかく買ってきてくれたのにすいません。」

横「謝ることないて。」

横「あ、でも…」

A「え？」