忘れないで

告白 ページ26

玲於side


ラーメンを食べ終わって、まだ告白できてない俺はもう今するしかないって思った。



人のいない公園の前で足を止めて決心した。



そして、



玲於「A、俺はAのことが好きだよ。」

A「え、？私も玲於くんのことは大好きだよ」

玲於「それは俺が言ってる好きとは違うんだよ、俺はAの事を一人の女として好きなんだよ、」



Aは何が起こったのか分からないような顔をして、焦っている。



A「ごめんなさい。私、忘れられない人がいるの、もう何年も会ってないんだけど。その人のことが忘れられない。馬鹿みたいだよね、あっちはきっと私の事なんて覚えてないのに、」



そう言って涙をポロポロ流すA。


玲於「うん、知ってる。」

A「どうゆう事、？」

玲於「Aの忘れられない人って、涼太くん でしょ？」

A「なんで、なんで知ってるの？」

涙を流しながら俺に聞くA。

玲於「Aが熱で、俺のベットで寝てる時涼太くんのことを呼んでたんだよ。Aが、」

A「嘘、でも涼太は私のこと覚えてないから、」

玲於「覚えてるんだよ、この前のライブだって涼太くんはAがきてたこと気づいてた。」



Aは泣き崩れた、



俺はAの事を優しく抱きしめた。




ちゃんと振られて、けじめが付いた。



これからはふたりがよりを戻せるように応援しよう。




そう心に決めた。

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