告白。＿黄緑 ページ5
緑side
いつからやったっけ。
こんなに人を好きになるのは。
いつからやったっけ。
恋愛対象が男になったのは。
大「はぁ……付き合えへんかなぁ…。」
心の声が口から漏れだした。
自分でも自覚できるくらいの大きな声に周りが、特に亮ちゃんが反応した。
錦「えっ！？大倉、好きなやついんの！？」
大「んふ、秘密。」
バレちゃいけない。特にこの男には。
何故なら、俺の好きな人。その本人だから。
このことを知っとるのは横山くんと村上くん。
この2人だけである。
なぜならこの2人はそういう関係だったから。
横山くんはこちらを見ながら“バレるぞ！”と言っているかのような表情を浮かべていた。
村「大倉もついに恋がしたい年頃かぁ…！」
なんて村上くんは ケラケラ笑い、その場をフォローしてくれた。
亮ちゃんはどこか納得してないような顔をしていた。
仕事が終わり、楽屋に戻るとソファの上で俺を待っていたかのような表情でこちらを見つめている亮ちゃん。
大「…お疲れ様亮ちゃん、！」
錦「大倉今から時間ある？」
たった一言で自分の鼓動が早くなったのが分かった。
ドキドキと早い鼓動、相手と話すことに対する緊張。
相手にバレないように作り笑顔。
大「ん、別に大丈夫やけど、どしたん？」
…ちゃんと笑顔出来とるかな。
だんだんと不安になってきた俺は俯いてしまった。
錦「そんな不安そうにせんでも話しあるだけやって。」
そう言いながら亮ちゃんは俺の頭を撫でた。
大「は、なし…って…？」
相手の顔をそっと見た。
俺が見た亮ちゃんの顔は不安そうだった。
錦「…大倉、好きな人おるよな？てか、誰なん？」
大「、え。」
まさかその話だとは思ってなかった。
“付き合いたい”って言ってしまったのだ。
居ないなんて嘘はつけない。
大「お、おん…。なんで、？」
錦「……嫌やねん。」
ポツリと亮ちゃんは呟いた。
今にも消えてしまいそうな、そんな声で。
大「…え？」
訳が分からないままその場で硬直してしまっている俺を亮ちゃんは抱き締めた。
錦「…大倉が誰かのことを好きなん嫌や。俺、大倉が好きやねん。だから、俺と付き合ってくれへん？」
…唐突の言葉に驚いた。
だけど、意味はちゃんと理解していた。
だから素直に返事が出来た。
大「俺の好きな人、亮ちゃんなんや。だから、亮ちゃんと付き合いたいです。」
そう言ったあとの彼の顔を見たら
とても嬉しそうで幸せそうだった。
end.
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てつこ - あたしのリクエストで完結なんて！なんとお礼をすればいいか！ありがとうございました！紫赤はマイナーなんで凄い嬉しかったです！長編応援しますありがとうございました！！ (2018年12月5日 2時) (
レス) id: 97a6f64d36 (このIDを非表示/違反報告)
村岡誠∞黒紫緑担 - 短編完結おめでとうございます!!!! 長編でも頑張って下さい!(*^^*) (2018年12月1日 17時) (レス) id: e50e2268b6 (このIDを非表示/違反報告)
えまくん。(プロフ) - てつこさん» リクエストありがとうございます！了解しました！ (2018年11月30日 14時) (レス) id: d0533c944e (このIDを非表示/違反報告)
松原マロン(プロフ) - リクエスト書いてくださってありがとうございました！最高でした(^ ^)これからも応援しています！ (2018年11月30日 14時) (レス) id: 472e20148f (このIDを非表示/違反報告)
村岡誠∞黒紫緑担 - 書いていただいてありがとうございます!!!! また宜しゅうお願いします(*^^*) (2018年11月29日 20時) (レス) id: e50e2268b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えまくん。 | 作成日時：2018年11月15日 6時
