偶然。＿ 黄緑 5 ページ25
緑side
亮ちゃん…好きな人おるんや…。
そりゃ、そうやん…な。亮ちゃんは有名人なんやから。
周りに可愛い人とか美人な人いっぱいおるもんな。
聞かれた勢いで聞き返してしもたけど、後悔したな。
でも、ここまで聞いたなら誰かだけ知っときたい。
こういうのって重いんやろか。いや、重いな。
倉「…そっかぁ、おるんや。どんな人なん？」
自分で自分を傷つけてる。
そんなん分かっとる。
けど、誰かを聞いて諦めたい。
その方が楽な気がしたから……。
そう思いながら彼の方を見たらうーん。と考えていて。
言うのが恥ずかしいのだろうか。
少し頬が紅く染まっていた。
錦「一目惚れ…やねん。すげー綺麗な人。」
少し綻んだ顔でそう言った。
馬鹿やな俺。
なんで俺かなって考えたんやろ。
異性であり、本当に会ったばっかやのに。
そう考えていたら、頬に透明の液体が伝った。
ああ、泣いてるんやな俺。
錦「あえ！？なんでまた泣いてんの？！」
わたわたと困惑している彼を見れば気持ちが更に募った。
素直になりたい。
いつの間にか俺の口は勝手に動いていた。
倉「俺ｯ…亮ちゃんが好き、…ファンとしてちゃうねん！画面越しからずっと…ずっと！！亮ちゃんが好きやってんｯ！！」
ハッと我に返った時はもう遅くて。
倉「ｯ、あ…ごめん…気持ち悪いやんな…忘れて。」
下を俯き、相手の顔を見ないようにした。
辛い。
嫌われてしまうかもしれん。
考えるれば考えるほど溢れた涙は止まらんくて。
急に背中に温もりを感じた。
…抱きしめられ、てる…？
彼の体に包まれていた俺は戸惑いを隠せなかった。
倉「りょ、ぉちゃん…？」
錦「気持ち悪いんは俺やで。俺、今会ったばっかやのにたぁと付き合いたいって思ってしもた。一目惚れした相手はたぁの事やねん。」
倉「え…ｯ？」
錦「俺、芸能人やから…あんまり派手な行動は出来ひんけど…けどｯ…！俺と付き合ってくれん…？」
訳が分からん。
何が起きとるん？
夢、ちゃうよな？
倉「うんｯ…うん！」
そのまま俺たちは唇を重ねた。
幸せだ。
こんなことが起きてよかったんかな？
偶然という奇跡が恋を実らせてくれた。そんな日。
end.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 107人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
てつこ - あたしのリクエストで完結なんて！なんとお礼をすればいいか！ありがとうございました！紫赤はマイナーなんで凄い嬉しかったです！長編応援しますありがとうございました！！ (2018年12月5日 2時) (
レス) id: 97a6f64d36 (このIDを非表示/違反報告)
村岡誠∞黒紫緑担 - 短編完結おめでとうございます!!!! 長編でも頑張って下さい!(*^^*) (2018年12月1日 17時) (レス) id: e50e2268b6 (このIDを非表示/違反報告)
えまくん。(プロフ) - てつこさん» リクエストありがとうございます！了解しました！ (2018年11月30日 14時) (レス) id: d0533c944e (このIDを非表示/違反報告)
松原マロン(プロフ) - リクエスト書いてくださってありがとうございました！最高でした(^ ^)これからも応援しています！ (2018年11月30日 14時) (レス) id: 472e20148f (このIDを非表示/違反報告)
村岡誠∞黒紫緑担 - 書いていただいてありがとうございます!!!! また宜しゅうお願いします(*^^*) (2018年11月29日 20時) (レス) id: e50e2268b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えまくん。 | 作成日時：2018年11月15日 6時
