にじゅうご ページ26
現実は全然甘くなかった。
どうやら彼女はすきな人と会話をするというタスクをまともにこなした事がないらしい。
友人とはすらすらとスムーズに話し可愛らしい花の様な笑顔を見せるというのに、俺が話し掛ければバグによって故障したロボットの様に吃り散らかし花の様に笑うどころか目も合わせて貰えない。
いやこれは例え俺が彼女の好意に気付いていなかったとしても気付くレベル。
寧ろ今までよく誰にも指摘されなかったなとさえ思ったくらいだ。
この時の俺は健気にもその内慣れて喋ってくれるやろと次の機会に賭け続けていたわけだが、結論から言うと1年経っても何も変わっていない。
強いて言うなら会話の量が増えたくらい。
いや、よくよく考えたら吃りも多少減ったかもしれんし目も合う様になったかも。
待って思い起こせば報われてるやんしんど。
そもそもどんな反応されてもぜんぶ可愛いから特に問題にすら思わんくなったわ。
話を戻そう。
次いで大きな変化が訪れたのはその年の夏休みだった。
出先から帰宅し風を少し通す為に開けていた窓を閉め、外気温で火照った体を冷やすのに冷房を付けてベッドに腰掛けた俺の視界の端に、ちらりと見覚えのない何かが映る。
そちらに注視する様に目を凝らすと、外出する前には確実になかった黒い物体がそこに鎮座していた。
吸い込まれてしまいそうな真っ黒なレンズと目が合った瞬間、
「…んひっ、ひひひ、あっあははは…っ！」
自分でも若干引いてしまうくらいの気持ち悪い笑い声が漏れ出し遂には止まらなくなってしまった。
今まで引き出される事なく記憶の片隅に追いやられていた友人の話がまざまざと主張を始める。
体中にじわじわと歓喜が染み渡り興奮で息まで乱れてくる始末。
ああどうか見て、もっと、もっと、叶うなら生涯ずっと！
俺の全てを余すことなく、貴女の網膜に焼き付けて。
貴女になら俺の生活も心の奥さえも覗かれたって構わない。
俺を、見ろ！！！！
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える。(プロフ) - 白崎さん» こんにちは、える。です。わ〜！そう言って頂けてとっても幸せです…！お待たせしてしまって申し訳ない限りです…！これからもムラのある更新頻度ですが何卒見守ってあげてくださいまし！コメントありがとうございました！ (2月25日 11時) (
レス) id: 984bd7bc35 (このIDを非表示/違反報告)
白崎(プロフ) - 初コメ失礼します！本当にこの作品大好きで…！😭いつ更新されるかな？って毎日通知確認してました笑 待ってましたーって言わんばかりにとんできちゃいました🥹 これからも応援してます‼️😭頑張ってください😿♡ (2月24日 9時) (レス) @page38 id: 65a2c4ef0e (このIDを非表示/違反報告)
える。(プロフ) - ゆゆゆさん» こんばんは、える。です。ゆゆゆ様の好みを撃ち抜く事が出来て何よりです！たくさんのすきもありがとうございます、とってもとってもうれしいし執筆の糧になりますー！これからもどうぞ温かく見守ってあげてくださいまし、よろしくお願い致します！ (1月15日 1時) (レス) id: 984bd7bc35 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - ほんとにこの文章で書ききれないくらいです…!!語彙力がなくて「好き」ばっかりの読みにくい文章でごめんなさい…!!🙇🏻♀️いつも楽しみをありがとうございますっこれからもずっと応援してます！ (1月14日 21時) (レス) id: 8a4843d7c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - 初コメント失礼します…!あのほんとにだいすきです…!!好きすぎてなんと言ったらいいか分からないくらいえる。さんの書く文章が好きすぎてもう…!!✨sypくんもciくんも親友ちゃんももちろん卯花ちゃんもみんな愛重くてお互い大好きな感じが私の好みどストライクで…!! (1月14日 21時) (レス) id: 8a4843d7c9 (このIDを非表示/違反報告)
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