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「ちょ、みん、な⋯みて、る」
kn「知らん。あちらこちらに愛想振りまきおって、そんなに俺の嫉妬を煽りたいん？俺の愛情足りひんの？」
「足りたァ。むしろ足りすぎてるぅ。だからその顔近づけないでぇ。照れるぅ」
そうなのだ。私がギャルになってるのもあちらこちらに愛想を振りまいているのは、コネシマの顔がイケメンが故である。
最初に誤解ないように言っておくが、私はコネシマの全てが好きで、全てを手に入れたいと思う程に彼を愛してる。だけど、彼のイケメン顔がどうも顔だけと周りに思われる一因らしく、周りに言ってるギャルはアホっぽいから嫌いを逆手に取ってギャルをしてる。
嫌いなタイプでも私を好きだと、愛してると言ってくれるのは安心出来るのでだから頭悪い話し方もするし、他の男の人にも絡む。まぁ、友達以外に絡んでも嫌悪しかないから嫌なんだけどね。
kn「もっと照れてや。俺の顔好きやもんな」
「好きだから離れてぇ」
真っ赤になっているので下を向くと無理やり上を向かせられた。
『あ。二回目来る』と思って目を閉じた瞬間ぱこんと音がして目を開けると頭を抱えて蹲ってるシマと教科書を持って丸めて叩いているゾムとロボくんが居た。
「おふたりさーんおっはよぉー」
rb「はよー。ってコネさん、嫌がるAちゃんに無理やりはアカンで。ゾムにやってもらったからええようなものの。Aちゃんが真っ赤やん」
zm「なぁ、シッマ。俺の妹みたいなAいじめんといて？、やないと何するか分からへんよ？」
でこぼこコンビで出てきた2人は私の会社と対等に渡り歩くホビットピーチ会社の跡取りロボロ。ロボロの会社は農業を中心に頑張ってる会社なんだよね。
で、こっちは幼なじみ兼私のボディーガード、ゾム。ゾムの会社は警備に特化してるんだって、で、お父さんが手配してくれたのがゾムなの。
kn「冗談ですやん。A席行こうか」
そんなゾムに迫られ顔を青くしてるシマが逃げるように私の肩を抱き席に向かう。
退屈な現国に始まり、英語、化学、そして体育。
何かのノルマのようにこなして行くとふと体育の時、シマと目があった。うん、やっぱりかっこいい。
そして午前中の授業が終わりお昼休み。購買で何か買おうと財布を持った瞬間、グイッと手首を掴まれるて椅子に座らされた。
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