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ちなみに、私立なので規則がきついかと思うが実はそうでは無い。実力主義の学校なので成績上位者には一定のルールはあるがそれを守ればある程度は違反しても先生方も緩く注意をしない。
その逆も然りで、成績下位者にはルール及び、日常生活がギチギチに組まれてしまう。
ちなみに組まれたタクスを終えないと進級すら出来ない。
私はコネシマの嫁になる為に小さい頃から勉強し、家事全般及び経営学も学んでいる。それに全体の10位以内には居る様に務めている。ちなみに万年1位は我らが生徒会長で私の会社が、最も信頼してる企業の子息のグルッペンだ。次点でエミ兄さん。
話が逸れたけど私の格好は違反では無いのだ。
それなのにシマは気に入らない見たい。
ちなみにシマも成績上位者なので好き勝手にしていて、ブレザーの中にミランのユニフォームを着ている。婚約指輪はおそろいなんだがやはりそこは学校なのでアクセサリーは原則没収される。ペンダント及びピアス、イヤリングはその限りでは無いけどね。
パクッとカリカリのトーストを食べ切ると鞄を持ち玄関へと向かうと相変わらずコネシマが吠えた。
kn「どこ行くん！？まだ話は終わってへんで！！」
「学校だよ。シマと一緒に登校したいんだよねぇー。ダメ？」
kn「ダメやない。ダメなわけないやん」
すりっと腕を絡ませ上目遣いで見上げると嬉しそうにハニカミ、頭を撫でてくる。
私の婚約者が今日も可愛い。
リムジンに乗り、学校に着くと門の少し先で車を降りのんびりと歩いていくと後ろから声をかけられた。
em「A！！なんやその格好！！今日はまた酷くなっとる！！ちゃんとした格好すれば尚更可愛ええのに。カーディガンがチーノ君色なの？ピアスもええ感じやね。でも、スカート丈を膝上10cmはちょっとアカンなぁ」
「エミ兄、この格好可愛くない？」
em「可愛ええってそうじゃなくて毎日そんな格好やけど寒くないん？それとコネシマさんが毎日の如く怒らんの？体冷やしたらあかんのやろ？」
エミ兄さんは良くも悪くも中立というかほわほわしているのだが弟妹大好きなのでギャップに驚かされる。
「寒くないよ。シマが居るもん。怒られてるけどシマとおそろいとか言うと可愛いって悶えるよ？」
首を傾げダボダボのカーディガンで萌え袖を作り口元に持っていくと赤くなるエミ兄さん。そんなのだから舞踏会とかでも遠巻きに見られるんだよ。
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