あとがき/干からびたカワウソ ページ17
皆様こんにちは、もしくははじめまして。干からびたカワウソと申します。
まず初めに、このような素敵な企画を発案してくださった企画者のえる。様、ならびに私の作品を読んでくださった読者の方々に心からの感謝を申し上げます。この度は本当にありがとうございました。
さて、次に今回のお話についてです。
今回はだいぶ分かりにくい話を書いてしまったな、と自分でも思っております。この話の主題は「幼なじみだからこそ」なのですが、結果としてものすごく伝わりにくくなってしまいました。幼なじみだからこその少し常識からは逸れた日常、思考、約束……そんなものが主題です。私自身幼なじみという関係性が様々な関係値の中で一、二を争うほど好きなので、この話には私の中の幼なじみ概念を全て詰め込みました。詰め込みすぎて少々はみ出してしまいましたが。
この話結局なんだったんだ……？ という方もいらっしゃるかもしれませんが、要するに幼なじみはこうであってほしいという私の願望です。そして少しお話自体の解説を入れておくと、彼らは等しくお互いのことを理解していて、好きで、不安で、愛していました。とうに恋なんて地点を飛び越えてしまった彼らが安心を得るためには、相手にとっての自分の存在の大切さをはかるためには、不安を拭うには、未来の約束をしたり今までしたこともないようなことを考えたりそれを制したりするしかなかったのです。
以上で今回のお話についての解説は終わりです。改めまして、この企画の発案者であるえる。様、この長々としたあとがきを最後まで読んでくださった貴方様に心からのお礼を申し上げ、私のあとがきとさせていただきます。
A様のこれからの生活に幸があらんことを。
干からびたカワウソ
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