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あなたに会いたい ページ31
テヤン「母上！」
A「東宮様…」
テヤン「また寝込まれたと聞きました。ちゃんと医師の言うことを聞いて煎じ薬をお飲み下さい。」
私たちの息子テヤン
ﾁｬﾝﾐﾝが守って遺してくれた大切な宝物…
私の願い通りﾁｬﾝﾐﾝに瓜二つに育ち
今では私たちが出会った頃の年齢にまで育った
ﾁｬﾝﾐﾝが亡くなった時…宮廷入りを拒んだ
帝の御子が不在なのに赤の他人の私だけ宮廷入りなんてできない
そこにはユノが戻るべきだと…
けれどユノも女御様も宮廷には戻らないと言い張った
ﾁｬﾝﾐﾝが亡くなったのは左大臣様のせいで女御様には関係ないのにそれはできないと…
帝もまた生まれてくる子が女子でも良いから来て欲しいと仰ってくれたけど女子が継ぐわけにはいかない
それなら男御子ならと約束して、そして今に至る…
ﾁｬﾝﾐﾝ…
そっちの世界のあなたはどうしてるの…？
どこかで生きてる…？
それとも…
ううん
そんなことどうでもいい…
どこでもいい…
あなたに会いたい…
もう一度…あなたに会いたい…
テヤン「母上？母上？！」
テヤンの顔がボヤけてきた
声も何も聞こえなくなり
目の前が暗闇で包まれ自分が生が尽きたと感じた…
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作者名：bubu | 作成日時：2014年4月23日 2時
