あと２週間 ページ17
「ｷｭﾋｮﾝさーん、お酒届きました！」
ｷｭﾋｮﾝ「おう！それは倉に運んでくれ！」
所顕しの儀が２週間後早々に決まり
屋敷中慌ただしく動く
「でも２週間なんて短すぎるわ。せめてひと月は欲しいわよね」
「仕方ないわよ。この前の姫様のことがあるもの。ほんとは今すぐにでもお披露目したいはずよ」
「左大臣様も怖い方ね。頭の中将様を使って若様から姫様を奪おうだなんて。」
「じゃあもし、若様が帝の御子だと知れたら」
「ｼｯ！言葉に気をつけて！知らない女房だっているし屋敷には外部の人も出入りしてるのよ！」
私が右大臣様の娘だと屋敷の中で知られているように
ﾁｬﾝﾐﾝが帝の御子だということは一部の使用人と女房に知らされていた
だけど表向きは右大臣家に嫁いだことになっているから、嫁の実家で行う習わしの所顕しの儀では、これらの品をまた別の屋敷に運ばなきゃならない
ﾊﾟﾊﾟが今まで住んでたとこじゃなくて別の屋敷を用意するって言ってたけど
A「まさか帝を呼んだりしないよね…」
所顕しは舅を招待して嫁と対面させるって意味もある
だけど帝が早々動けるわけもなく、もし、左大臣様が何か感ずいてしまったら大変だもの
ﾁｬﾝﾐﾝ「A！A！」
朝廷に出ていたﾁｬﾝﾐﾝが戻ってきた
A「お帰りなさい」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ただいま！」
ぎゅうっと抱き締める
ﾁｬﾝﾐﾝ「ああもう…Aと離れてるだけで心配で心配で仕事が手につかないよ」
A「こんな真っ昼間に誰も来ないわよ(笑)」
ﾁｬﾝﾐﾝ「そんなのわかんないだろ！」
A「ごめんね…余計な心配かけて…私が軽く考えていたの…」
ちゃんと結ばれていなくても夫婦だと認められると
この時代の結婚はそんな甘いものなんかじゃないのに…
ﾁｬﾝﾐﾝ「この時代？」
A「ううん！何でもない！さ！着替えましょ？」
婆や「若様、姫様、右大臣様がお呼びです」
ﾁｬﾝﾐﾝ「俺ちゃんと仕事行ったぜ！」
婆や「お小言ではございません(呆)早くお部屋へ！」
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作者名：bubu | 作成日時：2014年4月23日 2時
