目覚めたら隣で男が寝てました【鬼滅の刃】

朝13 ページ13

。冨岡


Aの体は震えていた。
小刻みに強く俺の隊服を握っている。

優しく抱きしめた。



冨岡「大丈夫だ。もういない」


『ぎゆ、うさん。弱くてごめんなさい...自己管理を怠ったせいで』


冨岡「いや、よく頑張ったと思う」



今にも泣きそうな、悔しい顔をしている。
俺も強くならねば...。



...



あれから数ヶ月鬼舞辻はAの前に現れなかった。


『義勇さん。一緒に胡蝶さんの所に、着いてきて欲しい』


冨岡「別に構わない」



そう言い蝶屋敷に着き胡蝶と会う。



胡蝶「あら、冨岡さんもご一緒でよろしいんですか？」


『私が、呼んだ。ダメ？』


胡蝶「いいえ。ここではなくて本部のお医者様の所に行かないのですか？」


『遠い』


胡蝶「相変わらず、めんどくさいことは嫌なんですね」




俺は何故ここに連れてこられたのかまだ理解していないのだが？
そう思っているうちに胡蝶が口を開いた。


胡蝶「率直に言います。子供はできていませんので安心してください」


『ほ、本当ですか？』


胡蝶「嘘をついてどうするのです？」


『ありがとう。胡蝶、さん。』


胡蝶「いいえ。お構いなく」



屋敷を後にして、Aは俺に抱きついた。



冨岡「？！？！」


『やった、よ。鬼舞辻の子供いないって』


冨岡「あ、あぁ」


『義勇さん。ありがとう』



ニコッと微笑まれた。
俺は優しく抱き締め返し、そのまま接吻をした。

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