恵くん！お父さんをください！

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私の階級は恵くんと同じで2級。ある程度戦えるが、接近戦が苦手なので稽古をつけてもらう。勿論甚爾さんにだ。

これは普通に強いという理由で、傑先生は任務に出ているので手合わせができないと言われ、甚爾さんに土下座して頼んだ。



「どっからでもこい。手加減はしねぇ。術式は使うな」


『一本取ったらデートしてくれますか？』


「取れたらな」




考えるのは無駄なので直感で行く。全て避けられ返り討ちに投げ飛ばされる。何度も何度も。それでもめげない。
これはデートがかかっているからでは無く...いや少しはあるけども！！強くなりたいってのは本音。



「単純すぎて、つまらんな。もう終わりにする」


『まだ！！！！』


「終わりだ」



と、今まで以上に吹っ飛ばされたが、やばい受け身を取り損ねて体制がおかしい。このままだと鉄骨にぶつかる。



「やべ」


「ほら早く行かないとA大怪我するよ〜」


「黙れ。坊」




甚爾さんが私のために走ってる！！
そして受け止められた。




『甚爾さん！！』


「騒ぐな。うるせぇ」


『お姫様抱っこされて私は嬉しいです。結婚しましょう』


「よくボロボロの姿で言えたもんだな。てか、飯食ってるか？」


『んー、いやー、ダイエットしてます』


「可愛いのにダイエットしなくてもいいだろ(棒)」


『可愛い？本当ですか？！じゃぁダイエット辞めます！！』



私のダイエットは2日で終わった。

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