猿が27匹 ページ27
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カフェで頼むものは兄さんは相変わらず甘いパフェを頼み、傑さんはブラックコーヒーを頼む。
私も兄さんと似ていて、甘いものが好きでココアを頼む。
少しの間だけ沈黙の空気が流れたあと、兄さんが口を開いた。
「何も言わずいなくなるなよ」
『私はもう、五条家とは関係の無い人間だから...』
「は?僕は家族と思って...」
『建前はもうやめてよ。五条家の人間が呪詛師と一緒いるのがダメなんでしょ?わかってるよ...でも、私は追い出された身。自由に生きて何が悪いの?』
傑さんは、聞いているだけで口を出さない。
「不幸体質のお前を心配して!!」
『全部兄さんのせいでしょ...全部産まれ持って産まれてきた兄さんと、何もかも持って産まれなかった私。もし、五条家に産まれなければこんな嫌な思いしなくてすんだんだ...』
涙が零れ落ちる。
「Aちゃん。ゆっくり深呼吸するんだ」
そんな私に傑さんは胸を貸してくれる。
優しくて、大好きな匂い。
安心する。
「呪霊が寄り付きやすい体質なのも分かってるのか?」
「だから、あんなに一級呪霊に取り憑かれるのか。でも、食われてないのは悟の呪をつけてるのかな?」
「呪いって言うなよ。守る道具って言えよ。でも、それだけはちゃんと付けてくれてるんだな。ピアス」
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髪フェチ。 - な、長い…(目次を見た感想。)頑張って読み終えたいなのです💕🙌 (2022年2月13日 21時) (レス) id: 36ddcc805a (このIDを非表示/違反報告)
あずき - 更新待っていました!面白いです、これからも応援しています(*´ω`*)☆! (2022年2月13日 18時) (レス) id: 82fcae23d7 (このIDを非表示/違反報告)
真柴白 - 続き期待して待ってます。 (2022年2月12日 16時) (レス) @page49 id: 16a3b8d68e (このIDを非表示/違反報告)
真柴白 - 基本的に、呪術廻戦のストーリーを読むと夏油傑に1番共感します。キャラで言うと、狗巻棘なんですが〜。傑の呪術師としてを人間(猿)と言う発言は、自分自身を保つ為の用語だと思ったし傑の気持ちは共感できるので、この作品は素の傑が戻って来て居る様な作品でした。 (2022年2月12日 16時) (レス) @page49 id: 16a3b8d68e (このIDを非表示/違反報告)
ガラシャ(プロフ) - 面白いです!!読んでいて幸せになりました有難うございますこらからも更新頑張って下さい!!応援してます (2022年1月30日 13時) (レス) @page48 id: 195258dcbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彙褪夜 | 作者ホームページ:https://twitter.com/izaya121225
作成日時:2021年3月21日 20時