猿が26匹 ページ26
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とある日、傑さんとお出かけすることとなった。
水族館に行ったり、映画に行ったり、食べ物を食べたり、一日がとても短く感じた。
「だいぶ、クマも消えてきたね」
『傑さんのおかげです』
「でも、もう少し太ろうか。私が抱いたら折れてしまいそうだ」
『そんなヤワじゃないですよ』
街中を歩きながら、傑さんはそっと私の腰を寄せた。
大きな手で捕まれると、あの日のことを思い出してしまい顔が真っ赤に染る。
「ふふ。いやらしい子」
『ち、ち違います!!』
「全力で否定するとますます、肯定することになるよ?」
『意地悪ですね』
傑さんは「ごめんごめん。つい」と言いながら、笑う。
そんな時、前から歩いてくる人が注目を浴びていた。そこに居たのは私の知ってる人で、傑さんは驚いた表情を見せた。同じく、その前の人も同じ表情をした。
「悟...」
「傑...Aとなんで一緒にいるんだよ」
傑さんは、私の腰から手を離し、私を後ろへと隠した。
「やっぱり。Aちゃんは、悟の妹だったんだね」
『傑さんと、兄さんは知り合いですか?』
「うん。親友だったんだ」
「A...探したんだぞ」
『・・・知らないよ。勝手に探してただけでしょ?』
この人混みのど真ん中で、立ち話もアレという事になったので、近くのカフェに入ることにした。
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髪フェチ。 - な、長い…(目次を見た感想。)頑張って読み終えたいなのです💕🙌 (2022年2月13日 21時) (レス) id: 36ddcc805a (このIDを非表示/違反報告)
あずき - 更新待っていました!面白いです、これからも応援しています(*´ω`*)☆! (2022年2月13日 18時) (レス) id: 82fcae23d7 (このIDを非表示/違反報告)
真柴白 - 続き期待して待ってます。 (2022年2月12日 16時) (レス) @page49 id: 16a3b8d68e (このIDを非表示/違反報告)
真柴白 - 基本的に、呪術廻戦のストーリーを読むと夏油傑に1番共感します。キャラで言うと、狗巻棘なんですが〜。傑の呪術師としてを人間(猿)と言う発言は、自分自身を保つ為の用語だと思ったし傑の気持ちは共感できるので、この作品は素の傑が戻って来て居る様な作品でした。 (2022年2月12日 16時) (レス) @page49 id: 16a3b8d68e (このIDを非表示/違反報告)
ガラシャ(プロフ) - 面白いです!!読んでいて幸せになりました有難うございますこらからも更新頑張って下さい!!応援してます (2022年1月30日 13時) (レス) @page48 id: 195258dcbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彙褪夜 | 作者ホームページ:https://twitter.com/izaya121225
作成日時:2021年3月21日 20時