猿が3匹 ページ3
。夏油
『あの...』
「まだ、何かな?」
お嬢さんは不安そうにこちらを眺める。
『本当に病院に行かなくて大丈夫ですか?』
「平気さ。それよりお嬢さんの方が顔色悪いけど?」
目の下にはクマ。
化粧っ気のない顔だが、元はそれなりに美人だろう。
へやも、殺風景で机の上には沢山の仕事の山。
『私は、慣れてますから...慣れちゃいけないんですけどね』
お嬢さんは、疲れながらも私に茶を入れてくれた。
『すみません。家に何も無くて...』
「いや、ありがとう。いただくよ。それと、私は夏油。君は?」
『私は...五条Aです』
「ご、じょう?」
懐かしい名前だ。ただの偶然に過ぎないが。
茶を飲み終わり、ようやく帰ることにした。
「助かったよ。後日礼に伺うよ」
『いえ、お気になさらずに...気をつけて帰ってください』
「ありがとう」
今日はいい収穫だ。
1級の呪霊と出逢えるなんてそうそうない。
「ただいま帰ったよ」
「お帰りなさいませ。夏油様」
「あぁ。」
配下にいる猿共に出迎えられるが、気が乗らない。
こいつらはどうせ、金を持ってくるか呪霊を持ってくるか。ただそれだけで生かしている。
「教祖様ねぇ...哀れだよ」
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髪フェチ。 - な、長い…(目次を見た感想。)頑張って読み終えたいなのです💕🙌 (2022年2月13日 21時) (レス) id: 36ddcc805a (このIDを非表示/違反報告)
あずき - 更新待っていました!面白いです、これからも応援しています(*´ω`*)☆! (2022年2月13日 18時) (レス) id: 82fcae23d7 (このIDを非表示/違反報告)
真柴白 - 続き期待して待ってます。 (2022年2月12日 16時) (レス) @page49 id: 16a3b8d68e (このIDを非表示/違反報告)
真柴白 - 基本的に、呪術廻戦のストーリーを読むと夏油傑に1番共感します。キャラで言うと、狗巻棘なんですが〜。傑の呪術師としてを人間(猿)と言う発言は、自分自身を保つ為の用語だと思ったし傑の気持ちは共感できるので、この作品は素の傑が戻って来て居る様な作品でした。 (2022年2月12日 16時) (レス) @page49 id: 16a3b8d68e (このIDを非表示/違反報告)
ガラシャ(プロフ) - 面白いです!!読んでいて幸せになりました有難うございますこらからも更新頑張って下さい!!応援してます (2022年1月30日 13時) (レス) @page48 id: 195258dcbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彙褪夜 | 作者ホームページ:https://twitter.com/izaya121225
作成日時:2021年3月21日 20時