×.Seven.suda ページ7
× × × 。
仕事が終わり「ただいま」と言いながら部屋に入るのはいつぶりやろうか。
しかし中から声がしない。
倒れているのかもしれないと思い急いでリビングに駆け上がると...。
『スースー』
安心してソファーで寝ているAを見た。
ギュッと縮まって寝ている姿はまるで子どものようだ。
契約書にはサインがされており、洗濯物も、朝の食器の洗い物も、掃除もされていた。
ただ、お昼を食べた痕跡が見当たらない。冷蔵庫を開けても食材は減っておらず、インスタントも減っていない。
『.....ぉ、おかえりなさい。えっと、将暉...?』
菅田「ただいま。そう、将暉!えらいえらいって...ごめん。子ども扱いして。24だっけ?」
『は、はい』
菅田「それより、昼飯食べた?」
Aは俺から目を逸らした。
これは食べてないという証拠だ。
菅田「どうして食べなかったん?」
『恥ずかしながら、料理などしたことがなく...インスタント?というものも作ったことがなく断念しました。約束破ってすみません』
と、Aは土下座をした。
菅田「ちょ、顔上げてや!怒ってない怒ってない」
一体、Aはどんなふうに育てられたのか。
1度、ゆっくり話を聞かなければならない。
菅田「まぁ、昼飯食べなかっ多分、夕飯で食べよか」
『分かりました。あの...私にも作り方教えて貰えますか?』
菅田「ええけど、俺も簡単なものしか作れへんで」
『大丈夫です。将暉を困らせないようにしたいだけなので』
俺はそっと抱きしめた。
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まい(プロフ) - こっちまでキュンキュンした!めっちゃ続き気になります!これからも頑張ってください!応援してます! (2019年6月4日 23時) (レス) id: 4aa243f549 (このIDを非表示/違反報告)
歌波 - はい神! (2019年5月2日 13時) (レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彙褪夜 | 作者ホームページ:https://twitter.com/izaya121225
作成日時:2019年4月29日 18時