イ イ ナ ズ ケ【五条悟】

術式9 ページ10

。五条



任務から帰ると、生徒が2人重症。1人が死亡と聞かされた。



五条「どういうことだ...」



目の前には、悠仁が既に死んでいた。
隣にはAが居る。



家入「こっちの子はだいぶボロボロよ。男の子の方は意識がはっきりしていたけど」


五条「お前なら治せるよな？」


家入「生きている人間なら。でも、死亡した男の子、致命傷を全て避けるように傷を負っていたわ」





多分Aだ。
悠仁を死なせまいと、宿儺に攻撃を仕掛けた時致命傷を避けたんだ。

さすがだよ。



家入「所で、この子さっきの治した男の子とそっくりなんだけど双子？」


五条「あー、それね。Aの術式だよ。本人が命令しない限り消えないから、起きないと無理だね」


家入「喋らないし、動かないし、困ってるのよ」


五条「少しだけ目覚めさせて、消してもらおうか」


家入「無理よ。呪力が底をついてるもの。回復しても呪力が回復しない限り目覚めないわ」


五条「呪力さえ、回復すれば問題ないでしょ」




そう言って、僕は寝ているAに口から呪力を分け与えた。
久々のキスだな、なんて思いながら少し胸が高鳴る。




家入「あんた...知らないわよ。女の子にキスするなんて」


五条「大丈夫だって。僕達愛し合ってるもん」


『・・・ん』


五条「おはよう。A」


『ご、じょ、、、う。』


五条「うん。五条だよ」


『おぼえて、ろ、よ』


五条「あらま。それよりこの子消して欲しいって」




Aは、ドッペルゲンガーに手を伸ばし、優しい声で「お疲れ様」と言った。
それと同時にドッペルゲンガーは、音もなく消えた。



家入「さ、始めましょ。反転術式＿＿＿＿＿＿」

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