イ イ ナ ズ ケ【五条悟】

術式14 ページ15

。五条



ジジィと話は終わり、帰る途中大きな物音に気がついた。
2年が走ってる。



五条「あー、なんかあったかな？」



ゆっくり、2年の後を追うと傷だらけの恵が姉妹校の3年にボコボコにやられていて、Aが領域展開の言葉を発しようとしてる。



これは非常にまずい。

僕でも止めるのに時間がかかるし、なお、領域展開は僕と相性が悪い。
だから、する前に止めなければ行けない。



まぁ、止められて良かったけど、めちゃくちゃ不機嫌だし、お腹の傷開いて出血してるし。



五条「A治療するからこっちおいで」



硝子のところには行くまででもないと言い張って聞かなかったのでとりあえず保健室に連れてきて、恵の手当をして帰した後Aの手当。



『このぐらい自分でできる』


五条「無理でしょ。ほら、服上げといて」


『だから、自分でできるっ....ぃ』


五条「できないでしょ。病み上がりでなおかつボロボロなんだから。肩も痛めてるし。素直になれよ」




絶対に弱音を吐かないし、痛みだって我慢する。


素直に服を上げ、少し顔を赤らめながらよそを向く。





細く白い肌。
ちゃんと飯は食ってんのか？




『何ジロジロ見てんの』


五条「美味しそうだなって」


『帰る！』


五条「ごめんごめん」





消毒をする度にピックと体を震わせる仕草もまた可愛い。

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